偏差値40からトヨタ、高校在学中にタダで1年間北米留学、大学まで全学費タダ…中学受験ではなく、東京で高校受験するすごすぎるメリット
「中学受験ブームが加熱している東京で、あえて高校受験する人たちが今、密かに増えています。世帯年収が高いご家庭でも、そのメリットを知れば、『うちの子には高校受験の方が合っている』とあえて選ぶ人もいるんです」と語るのは、X(旧Twitter)のフォロワー数4万人超えの大人気教育系インフルエンサー、東京高校受験主義(@tokyokojuken)氏だ。
なぜ今、あえて富裕層の家庭でも、高校受験が選ばれているのか。「北米の人気高校に1年間、激安で留学できる制度もあるんです。人によってはタダで行けちゃいます」。同氏に聞いたーー。みんかぶプレミアム特集「逆転の中学受験」第5回。
目次
中学受験ブームの中で、高校受験を選択する大きなメリット。メディアの煽りや同調圧力に屈しなかった者だけが得をする
東京は空前の中学受験ブームです。市場でいうならばレッドオーシャン。株価でいえば「高値づかみ」にあたるでしょう。
投資の世界には「靴磨きの少年」という話があります。株に興味のない人間が株の話をし出したら、それは危険を示すシグナルであるというものです。
今の中学受験は、まさにそれを連想します。中学受験に向かない家庭や子どもが、メディアに煽られ、同調圧力に屈して、中学受験に参戦し、適性に合わない受験を強いられています。私のもとには、受験狂騒曲で疲弊してしまった保護者の相談が止みません。
本当に中学受験が「最適解」なのでしょうか。公教育が異次元に恵まれた東京都で、レッドオーシャンの中学受験に突っ込むことは、実は多くの一般家庭にとって「損失」の方が大きくなるのではないでしょうか。「東京の高校受験ルートは日本一」と唱える私が、中学受験ありきのご家庭に一石を投じます。
SAPIX偏差値50の子が中学受験を辞めたら、小6で中学数学を終え英検準2級を取得。習い事も最後までやり抜いた
首都圏中学受験が罪深いのは、受験のための準備期間が社会的に許容されるレベルを超えていることです。中学受験業界で崇められている、子供4人を東大医学部に合格させた佐藤ママは「中学受験をするなら習い事は辞めなさい」と言い切りました。東京ではそれが普通です。知人のあるスポーツの指導者は「小学5~6年生の時期に中学受験組はみんな辞めてしまう。一番学びの多い時期なのに。これでは習い事をやる意味がない」と嘆きます。