「時代よ、これが羽生結弦だ」…狂気である、なぜそこまで背負えるのか、人々を、時代を、そして歴史を

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誰もが伝説を創る、その中にある、羽生結弦という時代と共にある
羽生結弦という存在はフィギュアスケートで人類の文化史を創る、その可能性を秘めている、いや、それを成し遂げるのではないか――。
大胆過ぎることは承知だが、羽生結弦はもしやすると、フィギュアスケートという総合芸術の場において、ひとりでこの「バレエ・リュス」を実現しようとしているのではないか。いや、実現してしまうのではないか。
これまでの公演でたびたび「バレエ・リュス」を触れたが、羽生結弦という存在は「ひとりバレエ・リュス」を成し遂げかねない、私はそう思い始めている。