今、知ろう!あなたの子どもは「海城型」か「麻布型」か…間違って受けると大変な目に!模試から導く最適志望校「本番でしくじらないために」

6年生の秋になると、いよいよ受験本番を意識した学習が必要だ。しかし、実際に合格への道筋をどう立てて学習を進めていくかは難しい。
特に注意したいのが、模試との付き合い方だ。秋以降は毎週のように模試が入り、学習時間の多くを占める。
中学受験塾ジーニアスの松本亘正先生によると、この模試を上手に活用できるかどうかが、合否に大きく関わってくるそうだ。
「受験生は大量の宿題と過去問とやるべきことが溢れています。そんな中で時間を割いて模試を受けているのに、合格判定や偏差値しか見ていないのは本当にもったいない」
プロの模試活用法を知って、合格に近づけてほしい。
目次
本番でしくじる子の特徴
まず、秋以降の模試で一番効果的な活用法は試験本番の模擬体験です。SAPIXの合判、四谷大塚の合不合、日能研の全国公開模試、首都圏模試といった有名模試の試験会場として、私立中学校が使われています。
お子さんの志望校で模試を受験できるようであれば、ぜひ申し込んでください。
小学生は初めて行った場所や、行きなれない場所だと思わぬ緊張をしてしまいます。試験会場の空気に飲まれてしまったり、見知らぬ場所に緊張してしまったりすることで、本来の実力を出せないことも珍しくありません。
実際に家で過去問をやると解けるのに、模試だと成績が振るわない子はたくさんいます。しかし、緊張しがちな子であっても場数を踏ませれば、次第に点数が安定してきます。
電車に乗って少し遠くまで行き、知らない机や掲示物に囲まれて模試を受け「本番もここで受験をして、春からは自分がここに通うんだ」と気持ちを高めましょう。
厳しいことを言うようですが、精神力も含めて実力です。ただ、練習を積むことによって鍛えていける部分なので、ぜひ模試を活用してください。
これが正解!模試から導き出す、最適な志望校
次に模試の結果の見方について説明します。