雪肌精と羽生結弦、そして共にある人々もまた、そうした世を共に闘い続けた…羽生結弦をめぐるプロポ 第6回「美」

目次
美しき王者、羽生結弦
雪肌精「みやび」の歴史は羽生結弦との激動の歴史であったと言っていい。2020年3月という新型コロナウイルス感染症真っ只中のグローバルミューズ就任だった。
それでも羽生結弦は2020年の全日本選手権、SP「レット・ミー・エンターテイン・ユー」、FS「天と地と」の共に新プログラムで優勝した。
エキシビションは「春よ、来い」。
震災から疫禍へ。コロナ禍に苦しむ世界に向けた、羽生結弦の社会性が競技会時代から健在だったことは言うまでもない。声を出してはならない、コロナ禍の観客席と、その先の疫禍に苦しむたくさんの人々に見守られた「美」だった。
美しき王者、羽生結弦。
その「美」を共に歩んだ「みやび」2020年の挑戦が全日本と前後して発売された「YU ZU RU Collection」だった。
ブランドコンセプトである「透明感」のままに美しい各種パッケージは抽選販売でまたたく間に売れた。すでに化粧品は使ってしまってもパッケージは保管している、という方もいるだろう。
それはまさしく、羽生結弦と「みやび」という一流の「美」であった。共に乗り越える、その矜持を以て。
羽生結弦と共にある人々もまた、そうした世を共に闘い続けた
2021年に入るとモデルナ(2020年10月29日契約)、アストラゼネカ(2020年12月10日契約)、そしてファイザー(2021年1月20日契約)の各社ワクチンによる新型コロナワクチン接種が始まった。
しかし、主に医療従事者や高齢者に対する接種で多くの人に行き渡らない状況、変異株(デルタ株)による感染の急拡大から夏には再び緊急事態宣言が発令され、12月にはさらなる変異株(オミクロン株)が流行した。
羽生結弦と共にある人々もまた、共に闘い続けた。2021年、続くコロナ禍に右足関節靭帯損傷。そして翌年に控えた三度目の五輪という道――。
それでも、復帰の全日本フィギュアでSP「序奏とロンド・カプリチオーソ」、FS「天と地と」で連覇(優勝6度目)となった。
この年の「みやび」の「YU ZU RU Collection」もまた秀逸なパッケージであった。これも時期的には全日本と前後するが、演技のワンシーンをデザインした「羽生結弦選手の美しさ」はまさに公式戦でのクワッドアクセル成功を目指すにふさわしい「新次元へ」であった。
重ねるが多くの知る話ばかり、しかしこの多くの知る話こそ羽生結弦と「みやび」の歩みであったこともまた事実であり、何度振り返ってもまったく構わないと思っている。
コロナ禍と怪我、そして三度目の五輪という道を雪肌精「みやび」と共に羽生結弦を想い、歩んだ私たちだからこそ。
2022年北京、そしてプロアスリート宣言――コーセーは変わらず羽生結弦を支え続ける。
ずっと、羽生結弦と雪肌精は共にあった
『PROLOGUE』そして『GIFT』『RE_PRAY』と変わらず雪肌精の名はリンクにあった。