子どものやる気そぎ取る「親の完璧主義」…専門家が指摘する“中学受験を成功させる”正確に問題文を読むためのテクニック

「中学受験は小5が天王山だ」「小5が学ぶ内容も量も多く、一番大変だった」
塾関係者、受験を終えた家庭でそう語る人は多い。
毎年、数多くのトップ校合格者を輩出し、算数・数学教育に詳しいmath channel(マスチャンネル)の滝澤幹氏は次のように語る。
「中学受験で塾通いをする小4〜小6の3年間のうち、小5は新たに学ぶ単元がもっとも多いのです。それぞれの単元の難易度も高く、習得に時間がかかります。受験生にとって大きな試練の場であるのは間違いありません」
中学受験で出題されるほとんどの単元は小5で習うため、その習得率によって志望校の合否が決まると言っても過言ではないと滝澤氏。
小4のうちからやっておくべきことは何か、小5で心がけるべき学習、そして小6で「重要単元のやり残し」を取り戻す方法は何か。プロの視点から、すぐに役立つアドバイスを語ってもらった。全3回の第2回。
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