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日銀再起動で市場大荒れ! 最強「植田株」28選…プロが選ぶ【高配当】【高成長】【割安】【10万円】【王道】

 植田和男・新日銀総裁の誕生で、最も気になることの一つは、今後、どの銘柄に投資をしていけばいいのかということだ。みんかぶプレミアム特集「植田和男研究」第3回では、個人投資家に人気の株式投資アドバイザー・戸松信博さんに、テーマごとにとっておきの有望銘柄を厳選してもらう。

本稿で紹介する銘柄:三菱UFJFG(8306)、三井住友FG(8316)、みずほFG(8411)、りそなHD(8308)、三井住友トラストHD(8309)、NEXT FUNDS 銀行(1631)、三菱商事(8058)、三井物産(8031)、伊藤忠商事(8001)、住友商事(8053)、丸紅(8002)、タマホーム(1419)、安藤ハザマ(1719)、積水ハウス(1928)、野村不動産HD(3231)、MIRARTHホールディングス(8897)、アグレ都市デザイン(3467)、ウルトラファブリックス・ホールディングス(4235)、ツガミ(6101)、シマノ(7309)、ネクソン(3659)、竹内製作所(6432)、ディア・ライフ(3245)、シーティーエス(4345)、IDOM(7599)、シチズン(7762)、セルシス(3663)

目次

緩やかな金融政策の修正…メリットを受ける銘柄は

 ご存じの通り、次期日銀新総裁は植田和男氏に決まりました。経済学者出身というこれまでにない形の新総裁の、今後の政策に期待が集まっています。新総裁を植田氏とする人事案がまとめられた直後は、為替は一時大きく円高に振れ、株式市場は時間外取引でメガバンクが上昇するなどの反応を示しました。ただ、その後の会見で植田氏が現状の緩和政策を肯定すると、市場は落ち着きを取り戻し、さらに2月24日に衆議院で行われた植田・次期総裁候補の所信聴取は、現政策を引き継ぎ、現状維持を基本とする方針が伝えられたことから、株式市場には金融緩和継続との安心感が広がり、為替は円安となり、日経平均はその日、349円高の大幅反発で終えました。

 ただ、植田氏は現状維持を基本としながらも、長期間続いた異次元緩和策の検証を行い、副作用についても考えていくとし、場合によっては政策変更もあるかもしれないとする含みはありました。恐らく急激な変更はないにしても、緩やかな政策変更は行っていくのでしょう。

 日本は米国のように財政政策を積極化してきませんでしたから、景気はそこまで良くなっていません。インフレにしても、いわゆるディマンドプル型インフレではなく、コストプッシュ型インフレですから、欧米のように急激に政策金利を引き上げるといった事はできないと思います。ただ、マイナス金利の解除や長期金利の緩やかな引き上げ(イールドカーブ・コントロールの目標修正)は行われてくるでしょう。小幅な金利目標の修正であれば、それによって企業業績や景気に大きな影響は出ないでしょうが、外国人投資家を中心に日本の利上げ期待が高まっている中で、そうした修正が行われれば、メリットを受けて上昇する銘柄が出てくると思われます。

金利は緩やかに上昇…と言えば、本命は何と言ってもあの業種

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この記事の著者
戸松信博

いち早く中国市場の潜在性に着目し、中国株への投資を開始。それとともに、全国の個人投資家向けにインターネットで中国株の情報発信を続け、 “中国株のカリスマ”と呼ばれる。2001年に外資系証券会社傘下の投資顧問会社に取締役として移籍、2005年に同社を買収し、グローバルリンクアドバイザーズ(株)に商号変更。現在はファンド運営とともに、日本、中国、米国株などの投資情報を発信。テレビ、新聞・雑誌掲載多数。近著に「ファンダメンタルズ大全」(池田書店)がある。

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