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「閉鎖的すぎておかしくなる」都会に出てきた地方出身者はなぜ地元に帰りたくなくなるのか…田舎だけの年40万の謎出費

 高知県土佐市への移住者が営んでいたカフェでの「困りごと」がネットで話題だ。「田舎はどこもこうなんですか?」という問いから始まるツイートでは、お店がこれまで苦労した話が記載され、瞬く間に拡散された。しかし「終の棲家」に田舎への移住を考えている人も多いだろう。FP相談サービス執行役員の佐藤健太さんは「なによりも大事なことは老後破綻を回避すること。地方移住した場合は、1人1台のクルマが必要になるので、年20~40万円の出費を想定しておく必要がある」という――。(第1回)

※本稿は、佐藤健太『何歳からでも間に合う初めての投資術』(ワニブックスPLUS新書)の一部を再編集したものです。

「終の棲家」は持ち家か、賃貸か

 就職して結婚し、子供が生まれてマイホームを持つ。結婚後、子供夫婦と同居し、マイホームは子供たちが相続する……。そんな「常識」もすっかり過去のものになっています。

 こうした状況下で、皆さんは「終の棲家」をどのように考え、決めているでしょうか。持ち家か賃貸か、あるいは老人ホームやシェアハウスで暮らすのか。その判断は老後の生活に大きな影響を与えることになります。

 安定した給与がある現役時代はいいかもしれませんが、収入が減少する60代以降はどこで暮らすのかという「次の一手」が大変な意味を持つことになるのです。退職金に手をつけたい気持ちも生じますが、まずは深呼吸して検討を重ねることも必要と言えます。

老後の選択肢の利点と欠点

 では、老後の選択肢としてはどのようなものがあるのでしょうか。「終の棲家」として考えられる主な費用、メリット・デメリットをまとめました。

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この記事の著者
佐藤健太

ライフプランのFP相談サービス『マネーセージ』(https://moneysage.jp)執行役員(CMO)。心理カウンセラー・デジタル×教育アナリスト。社会問題から政治・経済まで幅広いテーマでソーシャルリスニングも用いた分析を行い、各種コンサルティングも担う。様々なメディアでコラムニストとしても活躍している

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