2億貯めた”弐億貯男”のタイパ最強、手抜き投資「6つのルール」と注目・要注意銘柄10…得意分野のみ、3割は現金…
本稿で紹介している個別銘柄:グッドスピード(7676)、きずなHD(7086)、ヤマイチ・ユニハイムエステート(2984)、ブリッジインターナショナル(7039)、メタウォーター(9551)、リビングプラットフォーム(7091)、ビーイングホールディングス(9145)、Recovery International(9214)、良品計画(7453)、SBIリーシングサービス(5834)
会社員や主婦が投資を始めようと思っても、なかなか時間がとれないことに不安を覚える人も多いのではないか。「弐億貯男」さんは、サラリーマンをやりながら ”趣味” で投資をすることに徹し、250万円から2億円の資産を築いた。みんかぶプレミアム特集「1億貯める#タイパ投資術」第4回は弐億さんが大切にした6つの投資ルールを聞いた――。
目次
最初250万円を新興銘柄バブル、株式分割による株価上昇で資産爆上げ
私は新卒で入った会社で、いわゆる “普通” のサラリーマンとして営業をやっていましたが、どうも漠然と将来の不安がありました。定年まで本当に働き続けられるのか、この会社の中でやっていけるのか――。そんなことを悩んでいる最中、テレビでは連日、日経平均のバブル後最安値を報じていました。
とくに私は金融教育を受けてきたわけではありませんでしたが、このニュースに俄然(がぜん)興味を持ってしまい、気がつけばネット証券に口座を作り、株式投資を始めていました。とりあえず100万円を入金し、話題のファミリーレストランチェーンの株を買いました。
だが、しかし……。その直後、そのファミリーレストランで食品衛生に関連する不祥事が発覚したのです。これには困りました。1株1400円で買ったのが、900円に下がってしまいました。大きく含み損を抱えることになり、追加で150万円投資しましたが、その後もなかなか含み損が解消せず、ようやく翌年春頃に日経平均が大底を打ち、なんとか250万円を取り返しました。
最初の試練を乗り越えた私は、株式投資による損得の記録をつけるようにして見える化をするようにしました。すると投資がうまく回るようになり、中小型の割安成長株中心に投資をしていた私は、新興不動産銘柄を中心とした新興銘柄バブルや株式分割による株価上昇もあり、一気に資産を増やしました。途中ライブドア・ショックもありましたが、2008年くらいには最初に投じた250万円が2500万円ほどになっていました。
ですが、今度はリーマン・ショックでつまずきました。