【投資のプロが本気で検証】貯金100万円が1年で1億円稼ぐ方法…成功者と「成功者の養分になる者」は人間性が違う
貯金100万円が1年で1億――。夢のような数字であるが、アレス投資顧問代表の阿部隆氏は、「わずか1年4ヶ月で資産1億円の利益を作ることに成功した億り人がいる」と話す。決して不可能ではないこの利回りを目指すために必要な3つの人間性とは。
目次
成功者に共通する3つの人間性
投資で大切なのは、例えば「1年で1億」という大きな欲との向き合い方です。成功者とその養分になってしまう人の違いはどこにあるのでしょうか? いくつかの側面からみていきたいと思います。
- 素直さ・謙虚さ
まず成功している投資家は性格的に素直で謙虚な方が多いように感じます。そのため自分でトレンドを決めつけることが少ないです。値動きのいい銘柄は順張りで素直にトレンドについていき、値動きの悪い銘柄には安易に手を出しません。「ここまで上昇すればそろそろ下落するはずだ」、「これだけ下がればそろそろ反発するはずだ」といった、根拠のない願望的な判断は極力排除しています。
一方、成果の出ない投資家は、「もう高いから買わない」、「これだけ安くなったから買いだ」と、自分で株価の「高い」「安い」「トレンド」などを主観的に決めつけていることが多いのではないでしょうか。
日本の個人投資家は5月第4週まで7週連続で売り越すなど、ほぼ海外投資家と反対
足元の日本株上昇の牽引役は海外投資家ですが、東証が公表している投資部門別売買状況を見てみると面白い事実が浮かび上がってきます。海外投資家は3月第5週(3/27~3/31)に日本株を6週ぶりに買い越すと、その後は5月第4週(5/22~5/26)まで9週連続で買い越しておりますが、日経平均は3/27から5/26までで、実に3400円近く上昇しております。一方、日本の個人投資家は5月第4週まで7週連続で売り越すなど、ほぼ海外投資家と反対、トレンドと反対の投資行動をとっているのがわかります。