下落相場こそ買い場…87歳16億円トレーダーの心得「1日で5000万円失っても、株なんてそんなもんや」「株は半値8掛け2割引や」

日経平均株価は、10月4日までの3週間弱で大きな下落をみせた。その影響は、今年に入ってから順調に含み益を増加させてきた投資家を直撃。SNSにも悲痛な声が溢れた。そんな中で、下落相場を「好機」とみるのが87歳の現役デイトレーダー、藤本茂さんだ。下落相場をどのように捉え、どう動くべきなのかについて、藤本さんにうかがった。みんかぶプレミアム特集「最強投資家の至極銘柄58」第1回。
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1日で5000万円の損失を出す
日経平均株価は、9月15日から10月4日にかけて約3000円の下落となった。とりわけ4日の日経平均株価は前日比711円と急落。東証プライム市場の9割を超える銘柄が下げるほぼ全面安の展開となり、SNS上でも「心が折れた」「(株を)引退します」といった呟きがみられた。
そんな中でも、投資歴68年を誇る87歳のデイトレーダー、藤本茂さんは「絶好の買い場やと思ったね」と飄々(ひょうひょう)と語る。