年収1000万超えのがむしゃらシンママ52歳「疲れたからもう仕事を辞めたい…」でも仕事辞めたら65歳で貯蓄ゼロで地獄にまっしぐら

離婚数は高止まりしていることから、シングルマザーの相談は珍しくありません。相談内容は家計が厳しい状況のケースが多いのですが、今回ご紹介する内容のように収入も支出も多額のケースも少ないながらあります。シングルマザーとしてがむしゃらに働いてきた年収1000万円超えの矢沢さん(52歳)のケースをご紹介しましょう。
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目次
いつまで働くべきなのか、56歳まで働きたいけどもう無理かも
息子さんが独立して以降、更年期の影響からか気力が湧かなくなっていた矢沢さん。相談時には現在のペースで働けるのは4年弱、56歳くらいまでかなと思われていましたが、「できれば1日でも早く会社を辞めて、これまでできなかった旅行や園芸などの趣味を楽しみながら暮らしたい」ということでした。
「いつまで働くべきなのか」「退職時にどの程度の金融資産があれば老後も安心なのか」「月間支出のうち、どの項目を節約すればよいのか」の3点についてのご相談です。
矢沢さんは「後4年程度働く」と言っていましたが、早めに会社を辞めたい雰囲気でしたので、直ぐに会社を辞めた場合の家計収支を試算してみました。
矢沢さんの支出項目を合計すると毎月43万1000円でしたが、矢沢さんが述べていた支出合計額は46万円前後でした。「その他の出費/雑費」の金額にやや不明瞭な点があるために誤差が生じているようです。