47歳年収300万でも資産4600万円を達成の苦労人は、なぜそれだけの資産を築くことができたのか…インデックス投資中心でも資産が増えた

本稿で紹介している個別銘柄:バンガード(VT)、マクドナルド(MCD)、コカ・コーラ(KO)
個人投資家の「ななし@氷河期ブログの人」氏(X:@_teeeeest/以下「ななし」)。ななし氏は1976年生まれの就職氷河期世代。年収300万円から投資を18年ほど続け、老後資産4600万円を貯めることに成功している。
そんな氏が、長い投資生活の中でどのような経験をしているのか、またどのような手法で投資を行っているのか。全3回にわたってインタビューをお届けする。1回目となる今回は、ななし氏が投資資金をどのように捻出しているのか、また何を参考に投資をしているのかを伺った。
目次
資産は約4600万円 リスク資産は海外ETF、無リスク資産は日本の定期預金
最新の資産額は、2023年12月10日時点でリスク資産が2380万1691円、無リスク資産が2232万9688円、合わせて4613万1379円です。為替変動で若干は変わりますけど、大体4000万円の真ん中くらいです。
リスク資産の内訳としては、海外ETF(上場投資信託)を買っています。大きいところではバンガード(tikker:VT)とか、他にも高配当ETFとか、アメリカの小型株とかですね。
リスク資産といっても個別株は全然持っていなくて、マクドナルド(MCD)とコカ・コーラ(KO)がちょっと。大した金額や比率ではありません。ほとんどがS&P500かオールカントリーに連動するので、リスクはそこまで高くないと考えています。
無リスク資産は、今は日本の定期預金に入れています。外貨預金は円建てでの変動が大きすぎるので使っていません。
リーマン・ショック中は本で勉強 今も心のよりどころになる名著たち
投資の参考は本です。僕が投資を始めたときには、日本でそんなにインデックス投資の本が流通していませんでした。今でこそバートン マルキール 著『ウォール街のランダム・ウォーカー』とかチャールズ・エリス著『敗者のゲーム』とかが有名ですが。