浪費癖が抜けない年収290万円55歳男性の当然すぎる末路…65歳で貯蓄は底をつき、80歳まで働かされても生きていけない…

せっかくもらった退職金も、すぐに使い込んでしまっては資産形成のチャンスを逃してしまいます。今回は退職金を遊行費などで使い込んだあげく、シニアにして借金を背負ってしまった年収290万円の山田さん(仮名、55歳の独身男性)のケースをご紹介しましょう。
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目次
「個人再生」を経験した浪費癖のある55歳男性
今回ご紹介する山田さんは、現在警備業界で働いている55歳の独身男性です。
10年前の45歳時に、ITプロバイダ企業を早期退職し、1500万円の退職金を受け取りました。
当時、諸事情により借金があったことから、退職金のうちの600万円でローンを返済したものの、ローン返済後も生活水準を落とすことができませんでした。そのため、残りの退職金を使い込んでしまったうえ、500万円もの負債を抱えてしまったのです。浪費癖が抜けないのでしょう。
3年前に「給与所得者等再生(個人再生)」の認可を受け、120万円の借金を5年がかりで返済中であることから、現在はほんの少ししか貯蓄ができていない状況です。
このため定年退職後の生活がどのようなものになるのか全く予想がつきません。あと2年で借金は完済できるため、その後は少しずつ貯金をするつもりでいるようです。
自分の手取り金額の計算すらもおぼつかない
現在の収入は額面290万円、手取りの月収は18万円程度と述べています。ボーナスの支給はないことから、額面金額に対して手取り金額が少なすぎる気がしてなりません。