20代爆上げ投資家「ゼネコンより“サブコン”に注目」利益6割超え!YouTuber投資家が狙う業界

本稿で紹介している個別銘柄:関電工(1942)、高砂熱学工業(1969)、東テク(9960)、デクセリアルズ(4980)、グリーンズ(6547)、共立メンテナンス(9616)
20代専業投資家の「Ken/1UP投資」氏(X:@KenichiShimada2/以下「Ken」)は、大学時代から投資を始め、現在専業5年目になる。その才気は、2022年はプラス41%、2023年はプラス61.6%という数字にも現れている。
現在は投資YouTuberとしても活動をしている氏が、どんな投資を行い、どんな投資ポリシーを持っているのか。全3回にわたってインタビューをお届けする。最終回は、Ken氏の注目銘柄や業界予想について聞いた。
目次
関電工、高砂熱学工業…注目銘柄7選
いま注目している銘柄は、サブコンとホテルに分かれます。サブコンとは、ゼネコンの下請けとなり、電気設備や空調などの設備工事を請け負う企業ですね。具体名で言うと、関電工(1942)、高砂熱学工業(1969)、 東テク(9960)です。関電工は電気設備、半導体工場にも関わっていること、高砂熱学工業は空調分野のサブコンで、好決算をずっと持っている株ではデクセリアルズ(4980)があります。
サブコンに注目している理由ですが、半導体工場の日本回帰に伴い、空調や電気設備の人材が不足しているため、サブコンの発言力や価格交渉力が強まっているからです。これまでは、ゼネコンが価格設定の主導権を持っていましたが、現在はサブコン有利に傾いてきています。足元でも、サブコンは通期の業績予想を上方修正し、ゼネコンは下方修正しています。 これは、大きな業界的な変化が発生している事の証拠だと思います。