50億投資家井村俊哉「億を稼ぐ人の3つの掟」…株で失敗する人がよくするたった1つの質問
井村俊哉氏は、年収100万円でお笑い芸人をしていた時代に投資を始め、着々と資産を積み重ねてきた結果、2022年12月には累計利益50億円を突破した。
意外だが、井村氏は最初から勝ち続けてきたわけではなく、投資を始めてから6年間は負け続けた。しかし、あるときから自らに掟(おきて)を課し、それを実践していったことによって、爆速で利益を積み上げ続けるプロ投資家に変貌を遂げたのだ。
みんかぶプレミアム特集「1億貯める#タイパ投資術」第1回は、そんな井村氏の「億を稼ぎ出すための3つの掟」と、「株で失敗する人がよくする、たった1つの質問」を聞いた――。
目次
投資の軍資金を捻り出すための3つの掟
大学3年生のときに貯金100万円で株式投資を始めました。その軍資金100万円は意識して貯めたわけではなく、自然と貯まっていたものです。私は昔からお金に異常な関心があり、お年玉なども使わずにほとんど貯めていたんです。その一方で、ちょっとしたお小遣い稼ぎをするのも得意でした。そうした生活を送っていたら、勝手に100万円貯まっていました。
お小遣い稼ぎは中学生の頃から始めていました。当時、見過ごされているバリューがあるような中古ゲームがお店に結構売られていました。私は「このゲームのフェアバリュー(適正価格)はこれ」というリストを作っていたんですね。例えば、ときめきメモリアルだったら2000円で売れるとか、そういうゲームごとのフェアバリューのリストです。当時はインターネットがなかったので、適正価格を調べられる人が少なかったんですね。でも私はいろいろな中古ゲーム屋に足を運んで買取価格を聞いて回っていたので、ミスプライスを見抜くことができた。だから勝ち確の状態で買い付けて売れたんです。それを繰り返して小銭を稼ぐ、ということに中学生〜高校生の時期にハマっていました。思えばこの行動は、その後の投資人生に通ずるものがありますね。
お金を貯める手段は基本的に3つしかないんです。