「大きな失敗をせずに済みます」資産8億円超え“元消防士投資家”の至極投資ルール…優待廃止されたら売るべき?持つべき?

本稿で紹介している個別銘柄:JFEホールディングス(5411)
「生活費を配当収益や株主優待でカバーしたい」と考える人は多いだろう。だが、どの銘柄を選ぶべきか、投資を始めるタイミングはいつがいいのか、不安はいくつもある。今回クローズアップするのは、40年以上の投資歴を誇る、かんち@握力おじさん氏(X:@kanti990)。現在の資産約8億円、年間配当金2000万円超、保有銘柄約600銘柄を誇り、自身の著書では、投資初心者からベテラン投資家までが参考にできる「高配当株」への投資術を公開している。
みんかぶ短期連載「資産8億円・年間配当2000万円超えの個人投資家が教える、ガチホでお金が増える高配当投資術」第1回は、彼の投資遍歴と投資におけるマイルールについて話を聞いた。
目次
家族の影響で投資に慣れ親しんだ子ども時代
――まず、かんちさんの投資遍歴について教えてください。
私の家族はみんな株式投資が好きで、父が投資について話すのをよく聞いていました。
そして1983年、24歳の時に証券口座を開設しようと証券会社に行ったところ、すでに家族の誰かが私の口座を開設していました(笑)。
――初めて投資を始めた時のスタイルはどのようなものでしたか?
子供のころから株式投資については教わっていましたが、自分でするのは初めてだったので、最初は何もわからなかったです。
なので、どの銘柄を買うべきか父に相談していました。給料もそれほど高くなかったので、安価でも信頼できる銘柄として、その当時まともな株と言われていた鉄鋼銘柄を買うことにしたんです。