「アメリカ国会議員の保有株をチェック」人気米国株投資家がぶっちゃける「至極のマイルール」
本稿で紹介している個別銘柄:伊藤忠商事(8001)、丸紅(8002)、三井物産(8031)、住友商事(8053)、三菱商事(8058)
株式相場の分析方法には、大きくテクニカル分析とファンダメンタル分析の2つがある。しかしながら、分析どおりに相場が動かない場合も多く、一部では眉唾ものと揶揄されることも……。米国の経済事情に精通するパウ兄『米国経済の未来を直言するパウ‼︎』氏(X:@Caster_T2)は、上記2つの分析やSNSなどでは掴めないようなディープな情報をキャッチアップし、Xやnoteで発信している。みんかぶマガジン短期連載「米国経済のエキスパートが語る、市場分析の深淵」第1回は、彼の投資遍歴と投資におけるマイルールについて話を聞いた。
目次
リーマンショックが投資スタイルの基盤を作った
――最初に、パウ兄さんの投資遍歴について教えてください。
学生時代から投資に興味を持っていて、お金はありませんでしたが、大手証券会社のシミュレーションで仮想取引を楽しんでいました。今から約20年前のことです。その頃は、現在と比較して株価のボラティリティが大きく、1日で大きくプラスになったかと思えば、次の日には大きなマイナスになるなど、いい意味でも悪い意味でも刺激的でした。
――本格的に投資を始めたのは、いつ頃でしょうか?
社会人になってからです。ちょうどリーマンショック直前の激動の時期に投資を始めました。当時、世界的な投資銀行であるリーマン・ブラザーズが破綻するという衝撃や、三菱UFJ銀行が投資銀行のモルガン・スタンレーに出資するなど、それまで想像もつかなかったようなできごとが次々と起こりました。