2億円著名投資家が警鐘!「秋に二番底が訪れる可能性」ブラックマンデー再来の恐怖にどう対応するべきか…2024後半の注目5銘柄
本稿で紹介している個別銘柄:ネオジャパン(3921)、トヨクモ(4058)、サイボウズ(4776)、rakumo(4060)、HENNGE(4475)
個人投資家kenmoさん(X:@kenmokenmo)は、20代後半から株式投資を始め、5年目にして資産1億円を突破。現在は2億円以上を運用しており、株式投資の傍ら、数多くの企業のIRセミナーの主催やIRの支援などを行っている。
今回は、日本平均株価市場最大の暴落を生き抜いたkenmoさんに、今後の相場展望についてうかがった。みんかぶプレミアム特集「一人勝ち投資術」第8回。
目次
暴落を経てお金の流れが変わる可能性は
――2024年の後半戦はどんな戦略で臨まれますか?
前半戦は相場に乗り切れていない感がありましたが、後半は自分なりに自信を持っています。この自信を持てるだけのポジションを仕込めたことには暴落も味方してくれたので、むしろ今回の暴落をありがたいとすら思っている自分がいます。
――その自信をお持ちになっている理由を教えてください。
前半戦は景気敏感株などがけん引する業績相場でした。そこに利上げがやってきて景気を冷やすような動きになり、逆金融相場と呼べるような状況になりました。逆金融相場になると景気敏感株は売られやすく、私が狙っているような中小型の、外部環境に関係なく安定的に成長していける企業に有利な状況となります。
これまで多くのお金が集まっていた景気敏感株から利益確定や損切りをした人の資金が抜けて、こちらのセクターに資金が流れてこないと株価上昇には結びつかないと見ていました。今回の暴落を経て、私が狙っていたセクターにお金が流れてきているように感じましたので、このクラッシュはむしろありがたい下げだったとも言えます。
秋頃に二番底が訪れる可能性がある理由
――2024年後半の株式市場は、どう推移するというイメージをお持ちですか?
8月5日の暴落が一番底になり、10月か11月頃に二番底が来る可能性はあると思います。ブラックマンデーのときもガツンと下げてすぐにリバウンド、そして1か月後に二番底をつけました。
決算シーズンを迎えて、その後は出来高が細くなって緩やかな下降トレンド、最大で3万円台前半まで下押しか、そして来年に向けてジワジワと戻すかも? というのが私のイメージです。
ですが、もちろんその通りにならない可能性も大きいので、基本的にどのような動きになっても対応できるポジションを構えています。