持株会から資金5倍の投資家「厳選6銘柄」と超絶注目のセクター3選「半導体、宇宙…」

本稿で紹介している個別銘柄:ispace(9348)、QPS研究所(5595)、アストロスケールHD(186A)、MS&ADインシュアランスGHD(8725)、NTT(9432)、WDBホールディングス(2475)
普段はサラリーマンで、登録者4万人超えの人気投資系YouTuberとしての顔も持つかつを氏(X:@katsuo_stock)は、株式投資で自らの投資資金を約5倍に増やした実績を有している。全3回にわたるインタビューの最終回は、いま注目している銘柄を聞いた。また自らの投資経験を踏まえた、投資家に対するアドバイスも得たので、投資ビギナーは目を通してほしい。
目次
今後の株式市場は「基本的には楽観視」
ーー今後の国内株式市場について、どのように見ていますか?
私は5~10年の長期スパンで株式市場を見ていますが、基本的には楽観視しています。足元ではアメリカの景気後退リスクがあり、アメリカの景気次第では株式市場全体が一旦大きく下落する可能性も否定できません。
しかし、長期スパンで見ればドカンと下がってもその後は上昇が続いて、最終的には高値更新がなされるのではないでしょうか。日本株もだいぶ上がってきましたが、日経平均を引っ張ってるのは一部の値嵩株や半導体株など偏りがある印象です。個別で探せばまだ割安な高配当株やグローバルでシェアを伸ばしている企業など魅力的な銘柄もたくさんあります。
半導体、環境分野は銘柄も割安放置の傾向にある
ーー具体的にはどのようなセクターに注目していますか?
注目セクターは半導体、環境、宇宙の3セクターです。半導体はAI分野での活用などで成長が当面続くと予想しています。環境では特にリサイクル及び廃棄処理分野に注目しています。これらの分野は投資先としては昔から変化がないと思われており、銘柄も割安放置の傾向にあります。
しかし、環境重視の世の流れの中でリサイクル分野にもお金が入り、新しい変化が生じつつあると感じている所です。
最後は宇宙分野です。半導体の次の成長市場として宇宙は外すことはできません。5~10年スパン以上のスケジュール感になるとは思いますが、宇宙分野の市場は急成長し成長を遂げる銘柄が出てくると期待しています。
宇宙分野は“山の中にたった一握りの大当たり”
ーー注目している銘柄について教えてください。