2児の母親でも、元手200万円から資産2億円に増やせた投資の黄金ルール…パターン分析は「酒田五法」から学べ

本稿で紹介している個別銘柄:オリエンタルランド(4661)、メタップス(6172)、東京エレクトロン(8035)、川崎重工(7012)、ディスコ(6146)、キーエンス(6861)、任天堂(7974)、AI inside(4488)
兼業投資家の活躍が目覚ましい昨今、億り人を達成する人々が増加している。平成生まれの兼業投資家・ちょる子氏(X:https://x.com/kabu_st0ck)もそのひとりで、2児の母として育児をしながら億り人を達成した一流投資家である。
みんかぶマガジン短期連載「資産2億円の育児ママ結婚式投資家が示す、億り人達成の最適解」第1回は、ちょる子氏の投資遍歴と投資におけるマイルールについて話を伺った。短期連載全3回の第1回。
目次
2011年に元手200万円で投資開始。2018年には資産2000万円に
ーーちょる子さんの投資遍歴について教えてください。
もともと、両親や叔父叔母が株式投資をしていて、株主優待でお菓子が届いたりするのを昔から見ていました。そして2011年、父から「優待が欲しいからオリエンタルランド(4661)の株を買っておいて」と言われたので、私の口座にあった240万円で購入しました。このときは、投資をしているという意識はありませんでした。
ーーそれが2018年には、含み益が2000万円にまで拡大したと伺いました。
株の凄さを実感しましたね。2018年当時、結婚式などで資金繰りに苦労していました。将来に備えて資産形成を始めようと考えていた矢先、母から私の証券口座と240万円の存在を知らされました。気づいたときには、それが2000万円弱にまで増えていたのですからね。
年間配当100万円を手に入れるため、オリエンタルランド株を売却して資産2000万円に
ーーそこから現在にいたるまでの経緯とは?
2018年1月から投資の勉強を始めました。『ダイヤモンドZAI』と『日経マネー』を買ってきて、両雑誌に「買い」と書いてあった、メタップス(6172)や東京エレクトロン(8035)、Zホールディングス(現在、上場廃止)、川崎重工(7012)などをピックアップして、毎日チャートを眺めて日々の推移を記録していました。
そして2019年1月にアップルショックが起こり、東京エレクトロンの配当利回りが5%に達しました。オリエンタルランドで増えた2000万円を投資すれば、年間100万円の配当収益が見込めると考え、一括で購入しました。信用取引ではディスコ(6146)やキーエンス(6861)、任天堂(7974)に投資しました。
特に東京エレクトロンは長期で保有しており、2019年8月のトランプ相場と呼ばれる、トランプ氏のツイート(現ポスト)によって株価が大きく変動する局面でも売らずに持ち続けていました。
毎日チェックすることで、銘柄の癖が見えてきた
そのようなボラティリティの高い相場で、東京エレクトロンの株価は約1万8000円で、1日に1000円ほど動いていました。そして、2019年1月から育児休暇中で同銘柄の分足を毎日見ていたこともあり、何もしないのはもったいないと感じてデイトレードやスキャルピングを始めました。
ーー毎日チェックすることで、銘柄の癖が見えてきたのですね。