40億円投資家「注目6銘柄、実名大公開」…トランプ政権で「絶対にやってはいけない」トレードと「勝ちやすい」トレード
本稿で紹介している個別銘柄:三菱重工(7011)、IHI(7013)、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)、三井住友フィナンシャルグループ(8316)、みずほフィナンシャルグループ(8411)、テスラ(TSLA)
11月5日の米国大統領選挙と連邦上院議会選挙では、共和党が圧勝。その後の「トランプラリー」もひと段落し、今後の米国株の動向に注目が集まっている。
一方、日本では石破新内閣が発足したものの、石破総理とトランプ新大統領との会談は実現せず、2025年から2026年にかけて予想される米国経済のリセッションによる日本株の下落も懸念されている状況だ。
そんな投資判断が難しい現状において、勝ち続けるために必要な相場感とは…?
みんかぶプレミアム特集「最強株」第5回は、40億円投資家・Gomatarou氏(@tomon555555)に、2024年12月現在の注目セクターと銘柄について伺った。
目次
トランプさんのヘッドラインに惑わされるな
ーートランプさんは公約としてエネルギー政策について言及しています。
はい。トランプさんが言及している政策は何か、彼が保護するセクターとしないセクターをしっかりと把握しておくほうがよいでしょう。
全体的な見通しとしては、トランプが掲げる政策に関連しそうな銘柄に注目していきたいと考えています。ただ、トランプさんの発言による価格のボラティリティは非常に大きいため、その対策も考える必要があり、一番大変なところだと思います。
その点、長期投資家の方々は動じることが少ないように思います。なぜなら、ヘッドラインで何か材料がでても、自分のその銘柄に対するシナリオが崩れない限り動じないからです。一方で、デイトレ、スキャを除く短期志向のトレーダーは急な変動に対応を迫られます。
前回の政権時もそうでしたが、トランプさんはヘッドラインがとにかく多いんです。最終的な落としどころに対して最初の発言が強いのですが、市場は後者の強い発言を織り込みに行くんです。私も2016年頃に、トランプさんの発言を受けて日本株を空売りしたのですが、それが実はブラフで株価がすぐに戻ってしまうこともありました。今思えばブラフだったとわかるのですが、その渦中にいると「なんで踏まれるの?」となり、相場についていけなくなるんですよね。