資産2億育ママ投資家「井村ファンドの好パフォーマンス全部バラします」億超えライフを実現する最強の習慣術も徹底解説

トランプ政権の再来で、2025年の株式市場はまさにジェットコースター状態だ。関税政策の発言が二転三転し、日米安保への不満や原油安政策が相場を揺さぶるなど、方向感を見失った状況が続いている。
2024年の安定ムードから一転、混沌とした市場の中、一流個人投資家たちはどう動いているのか。
今回は、資産2億円を築いた育ママ投資家・ちょる子氏(X:@kabu_st0ck)に、最近立ち上げられた井村ファンドのパフォーマンスに加え、育児、仕事、投資をどのように両立させているのか、その秘訣に迫った。短期連載全2回の第2回。
(2025年3月14日取材)
目次
下落相場でも頼れる井村ファンド。設定以来プラス7%と推移
ーー前回の取材で井村ファンドの立ち上げについてお話を伺いましたが、その後の進捗はいかがでしょうか?
fundnoteのファンドにはトータル300万円投資しました。設定当初から現在プラス7%のパフォーマンスで推移しています。
私自身、ショート戦略は苦手で、下落相場では現金保有率を高めるか高配当株を購入するくらいしか対応できません。そのため、川合さんの毎月のレポートを見るたびにその実力に驚かされます。例えば、エヌビディア(NVDA)の決算発表時に指数をショートしたという話を聞いた際も、その立ち回りに感動しました。
下落相場において的確に対応していただいており、信頼できると感じています。私のように働きながら投資をしていると、ボラティリティが高い時期の運用は時間が限られていて難しいのでありがたいものだと感じています。
10万円から始められる「不動産ST」がアツい理由
ーーそのほか、ちょる子さんは不動産関連の新形態の銘柄を保有していると伺いました。
私は、先物取引とオプションには上限2000万円を設定して運用していて、それを超える金額については、fundnoteと三井物産グループが運営している不動産ST(デジタル証券)を活用した資産運用サービス「オルタナ」をポートフォリオに取り入れています。
ーー不動産STとはどのようなものですか?
ブロックチェーン技術を活用して、不動産の所有権や収益権をデジタル証券化し、小口で取引できるようにしたものです。
従来の不動産投資では、多額の資金が必要だったり、流動性が低いという課題がありました。でも、不動産STなら10万円程度から投資ができるんです。
これまで不動産クラウドファンディングもありましたが、総合課税だったり途中で売却できないといった制約がありました。一方、不動産STは分離課税を選択することができ、途中売却も可能なので、柔軟性が高いですね。
例えば、私が投資している東京・汐留にある「ザ ロイヤルパークホテル アイコニック 東京汐留」のケースを挙げると、この物件は三井物産グループのファンドが所有し、三菱地所が賃借人として運営しています。
主に外国人観光客をターゲットにしたホテルで、売上に関係なく固定賃料制のため、毎月安定した賃料が入ってくる仕組みです。三菱地所が破綻しない限り、収益はほぼ確実に入ってきます。
ーー収益源としてかなり堅牢ですね。
そうですね。金利が上昇してもインフレに強いですし、最近のインバウンド需要の高まりを考えると、運用終了後の不動産の売却も考慮してホテル物件は特に魅力的だと感じています。ホテルの稼働率や満室状況に関わらず賃料が一定なので、安定して運用できる点も大きなメリットです。
ーー株式投資や通常のファンドと異なる点は何でしょうか?
投資先を自分の目で確かめられることですね。実際に足を運んでみると、結構ワクワクしますよ。私は「ロイヤルパークホテル」に3回も行きましたから(笑)。
一応、一定期間ごとに決算があって、そのタイミングで不動産鑑定士が価格を評価してくれるそうです。その前後は売却できないルールがあるみたいですが、通常の不動産投資に比べれば拘束期間は短いので、そこまで気になりませんね。