「爆買い」は過去の話。進化するインバウンド銘柄、次に買われるのはこれだ!

本稿で紹介している個別銘柄:JR東日本(9020)、JR東海(9022)、JR西日本(9021)、JR九州(9142)、三越伊勢丹ホールディングス(3099)、高島屋(8233)、エイチ・ツー・オー リテイリング(8242)、J.フロント リテイリング(3086)、ビックカメラ(3048)、ヤマダホールディングス(9831)、エディオン(2730)、ラウンドワン(4680)、GENDA(9166)
2024年の訪日外国人観光客はコロナ禍前を上回り過去最高となった。一方で、訪日外国人観光客の購買行動には変化も見られる。今後も高止まりが続くと予想される訪日外国人観光客だが、“爆買い”はなくなり、インバウンド銘柄にも変化が生じている。みんかぶプレミアム特集「注目テーマ株・銘柄リスト」第5回。
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過去最高となった訪日外国人観光客数
コロナ禍明け、急速に戻った感のある訪日外国人観光客数ですが、実際どのような状況なのでしょうか?日本政府観光局が発表した2024年の訪日外国人数(推計値)は、前年比47.1%増の3,686万人です。コロナ禍前の2019年(約3,188万人)を約500万人上回り、過去最多を更新しました。
コロナ禍前のピークを上回る訪日外国人観光客数であり、都心や各観光地で訪日外国人の姿を見ない日はありませんが、過去最高なら納得できます。
円安もピークアウトして、トランプ関税により国際関係も複雑さを増す中で、記録更新が続くかは分かりません。しかし、戦争やパンデミックのようなことがなければ、現在の水準維持は予想されます。また、2025年は4月から大阪・関西万博がスタートしており、万博効果がどの程度となるかも注目されます。