育児しながらデイトレードで資産2億円 人気育ママ投資家ちょる子が明かす投資の鉄則「自分のストーリーを信じる」

みんかぶマガジンでも高い人気を誇る育ママ個人投資家、ちょる子氏。会社員として、そして二児の母として多忙な日々を送りながら、株式投資で驚異的な成果を上げてきた。資産2億円を達成するまでに至った、独自の投資哲学とは——。
ユニークな投資手法を進化させながら投資の第一線で結果を出し続けているちょる子氏に、波乱万丈の投資遍歴から日々のトレードスタイル、さらには今後の市場展望や子育てと投資の両立術まで、余すところなく語ってもらった。短期連載全4回の第4回。(取材日:4月18日)
目次
ちょる子流・投資の鉄則「自分のストーリーを信じろ」
——これまでの投資経験の中で、失敗も多かったと思いますが、今だから言える「守っているルール」はありますか?
暴落時は買いだと思っていますが、一番守っているのは、「自分のストーリーが崩れない限り、目先の動きに一喜一憂してはいけない」ということです。
——「自分のストーリー」ですか。
はい。例えば、以前「DeepSeekショック」のようなものがありましたよね。中国でChatGPTの廉価版のようなものが出て、NVIDIAの株が売られ、半導体関連も軒並み下落しました。でも、それっておかしな話で、世の中のAI活用がより安価にできるようになったというだけで、技術革新が止まったわけでも、AIの需要がなくなったわけでもありません。人型ロボットができたわけでもないし、まだまだ効率化できる部分はたくさんある。そういったストーリーが崩れていないのに、そこで狼狽売りしてしまうのは良くないと思います。
何もないのに売ってしまうのはおかしい
——その「自分のストーリー」をどうやって作ればいいのでしょうか。自分のストーリーに欠陥があるのではないか、自分が知らない情報があるのではないか、と疑心暗鬼になってしまうのですが。
確かに、そう言われると難しいですね。なぜ信じ込めるのか、と言われると…。でも、ニュースを見て、自分が知りうる情報を一生懸命調べて、それでポジションを取っているわけじゃないですか。そこで「何かあるかもしれない」と投げてしまって、自分が満足できるのか。自分が納得できるかどうかが大きいのだと思います。後から何か出てきて「やっぱりそうだったのか」とストーリーが崩れたら売ればいい。でも、何もないのに売ってしまうのは、納得感がありません。
ちょる子氏が「潔く損切り」する絶対のライン
——それでも、よくわからないまま下がり続けるとプレッシャーですよね。損切りはどこかですべきではないですか?