人手不足と資材価格高騰のダブルパンチ 受注堅調も視界不良な大手ゼネコン、今狙うべき銘柄は?

本稿で紹介している個別銘柄:鹿島(1812)、清水建設(1803)、大成建設(1801)、大林組(1802)
都内で相次ぐ再開発などにより国内の建設需要は堅調に推移しているが、今建設業界は人手不足と資材価格高騰のダブルパンチに直面している。堅調な需要と深刻な構造的課題という複雑な状況の中、実際の大手ゼネコンの決算はどのような状況なのだろうか。上場4大ゼネコンの決算から見えてくる意外な注目銘柄とはーー。みんかぶプレミアム特集「3月決算注目企業」第3回。
目次
受注堅調も現場の課題がネックに…今後どうなる?
東京では八重洲などの再開発、大阪では万博会場やIRの建設があり、国内建設業界の受注は堅調を維持しています。しかし建設現場では、人手不足と資材価格の高騰が大きな問題となっています。国内を代表する以下の上場大手ゼネコンについて、足元の決算状況などを見てみましょう。
※株価指標は2025年5月27日終値