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投資歴20年超のベテラン助言者がこっそり教える「トランプ相場で狙うべき銘柄」公開

(c) AdobeStock

本稿で紹介している個別銘柄:東京エレクトロン(8035)、台湾TSMC(TSM)、GMOペイメントゲートウェイ(3769)、エヌビディア (NVDA) 、日立(6501)

 投資歴20年超。投資助言者として日々投資家にアドバイスを届ける投資助言者【馬】(@Investment_UMA)さん。

 今回は、馬さんがいま注目している銘柄、トランプ相場を乗り切るための秘訣などについて伺いました。インタビュー連載全3回の最終回。

目次

トランプ相場で振り回されない方法

ーートランプ米大統領の発言に振り回される相場の中、投資家はどんな基本姿勢を持つべきでしょうか。

 トランプ相場はとにかくボラティリティ(変動幅)が大きく、急騰したと思えば急落します。振り回されやすい一方で、チャンスをうまく掴めば大きな利益も狙えるのです。

 ただし、リスクが膨らみやすいのも事実。そのため、基本は「ロットを落として臨む」こと。少ない資金であれば損失を抑えられますし、利益が出たときには十分なリターンを確保できます。

 為替の動きで言えば、民主党のバイデン政権下では比較的わかりやすい一方向の上昇相場が続きました。それに対して、トランプ相場では10円から15円のレンジで大きく上下動するような展開になりやすい。ある意味、これが本来の為替市場の姿とも言えます。だからこそ、無理に値幅を狙うよりも「小さく構えて長く生き残る」ことが重要になると思います。

ーーテーマ株のブームについてはどう見ていますか?

 AIや脱炭素などブームになるテーマは複数ありますが、いずれにしても投資またはトレードをするなら“出口戦略”を必ず意識してほしいですね。私自身は“出口から決める”タイプで、どこで買うかよりも、どこで利確するか、どこで損切りするかを先に決めるのが大切だと考えています。

 たとえば「この辺まで下がってきたら押し目で買えるな」というシナリオを考えてからエントリーする。そうすることが資金管理やリスクヘッジにもつながります。

「まだ伸びるかも」希望的観測との向き合い方

ーー多くの投資家は「まだ伸びるかもしれない」と思ってしまいますよね。

 私は利食いや損切りをした瞬間、その銘柄には興味がなくなるため、「まだ伸びるかも」という気持ちはゼロです。次に買えるかどうかは改めて判断しますが、基本的に固執はしないのです。

 よく聞くのは「前にやられた銘柄でリベンジしたい」という言葉。私はリベンジしても勝ちにつながらないと思うため、自分の気持ちを切り替えます。

ーー気持ちを切り替えられる秘訣はなんでしょう?

 投資環境をシステム化しているからです。僕のウォッチリストには70〜80銘柄が登録されていて、押し目買い・戻り売りの価格帯でアラートを仕掛けています。自分のロジックに到達したら通知が飛んでくる仕組みです。そのため、特定の銘柄をじっと見続けることはありません。

 つまり、常に監視するのではなく、アラートが飛んできた時だけに対応をする。そういう環境を作っているからこそ、興味を次々と切り替えられるんです。

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この記事の著者
投資助言者【馬】

投資歴20年以上。福岡財務支局(金商)第11号の登録を持つ正規の投資助言者を主な活動として、一般社団法人日本金融経済教育機構の理事でも個人投資家に向けた助言・情報提供を行う。また、CMTA®認定テクニカルアナリストおよび投資診断士®としての知見を活かし、テクニカル・ファンダメンタルの両面から指導するようにしている。。2019年6月からは、日本の金融リテラシー向上を目的にライブ配信や動画配信を開始。初心者から中上級者まで幅広い層に向けて、わかりやすく実践的な投資教育を発信。現在は、公式サイト[fxdeuma.com]や、運営中のオンラインサロン[FXプロアカデミー](https://buysellshare.jp/salon/detail?id=10)にて最新情報や講義を公開中。

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