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「銀行株は利上げで逆風になる」資産10億円超のベテラン投資家が確信する2026年の「注目銘柄」

(c) AdobeStock

本稿で紹介している個別銘柄:三井海洋開発(6269)、ミライト・ワン(1417)、アイキューブドシステムズ(4495)

 日経平均株価の高値更新に沸く一方で、いつ相場が崩れてもおかしくない不穏な空気も漂う昨今の株式市場。

 「みんなが買っているから」という安易な理由で選んだ銘柄が、2026年には資産を大きく減らす“お荷物”になりかねない。

 しかし、市場の喧騒から離れたところには、着実に資産を築くための「本物の銘柄」が隠れている。 

 今回は、投資歴25年以上・資産10億円超のベテラン投資家、DAIBOUCHOU氏(@DAIBOUCHO)にインタビューした。多くの個人投資家が陥りがちなポイントと、DAIBOUCHOU氏が今こそ買いだと確信する「注目銘柄」について、その根拠を語ってもらった。インタビュー連載全3回の最終回。

目次

日本の利上げでも、銀行株は追い風どころか逆風

ーーいよいよ日本も利上げ局面に入りました。「金利上昇は銀行の利ザヤ拡大につながるため、銀行株には追い風」というのが通説です。「銀行株なら鉄板」という見方は正しいのでしょうか。

 たしかに利上げにはプラス面もありますが、銀行には「国債保有による巨額の含み損リスク」という、見落としがちな落とし穴があるからです。

 銀行は、預金として集めたお金で大量の国債を運用しています。債券価格と金利はシーソーの関係にあり、金利が上がれば、保有している国債の価格は下がります。

 つまり、急激な利上げが行われれば保有国債の価値が目減りし、決算書上の「含み損」が急拡大しかねないのです。

ーーしかし、国債は満期まで持てば額面通り戻ってくるはずです。含み損はあくまで計算上の話ではないのですか。

 平時ならその通りです。怖いのは、資金繰りの悪化などで「満期前に売らざるを得ない状況」に追い込まれた時です。その瞬間、含み損は「確定損」へと変わります。

 記憶に新しいのが、米国のシリコンバレー銀行(SVB)の破綻です。あれは急激な利上げで債券の含み損が膨らんでいる最中に、預金引き出しへの対応を迫られ、債券を売却して損失を確定させたことが引き金でした。

 日本の銀行がすぐにそうなるとは言いませんが、少なくとも「利上げ=銀行株にとってバラ色」という単純な図式ではありません。

 もし銀行株を買うなら、保有国債の期間(デュレーション)が短いか、リスクヘッジが十分か、財務諸表をしっかり読み解く必要があります。

2026年の“避けたい買い方”

ーー政権交代に伴い、「高市銘柄」への注目度が高まっています。また、割安感のある中国関連株の押し目買いを狙う動きもありますが、こうした「テーマ株」や「逆張り」戦略についてはどうお考えですか。

 まず中国関連については、はっきり言って「避けるべき」でしょう。

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この記事の著者
DAIBOUCHOU

2004年から専業投資家。トレードより保有で儲けるタイプ。不動産株の集中投資&信用取引で大儲けし、最近は現物不動産投資と割安成長株の超分散投資を行う。企業成長力に対して評価不足の中小型割安成長株に投資する。 著書:「DAIBOUCHOU式 新・サイクル投資法」宝島社。 ツイッターアカウント:DAIBOUCHO@DAIBOUCHOU

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