AIであなたの「投資の芯」を確認!“このまま入力すればOKな”プロンプトを公開

(c) AdobeStock

 FX自動売買システムの開発・提供を行い、データドリブンな投資判断の重要性を提唱している本郷喜千氏。そんな本郷氏は、投資家が同じ失敗を繰り返す理由は「投資の軸」が言語化できていないからだと述べる。ChatGPTを活用した投資の芯・投資の軸の作り方を公開する。全3回中の1回目。

※本稿は本郷喜千著「ChatGPTではじめるAI株式投資 なぜAIがべらぼうに役立つのか?」(standards)から抜粋・再構成したものです。

第2回:投資を成功に導くあなただけの「投資の軸」とは……AIをあなたの“専属秘書”に
第3回:AIで“あなたに合った銘柄”をスクリーニング!ChatGPTと二人三脚で作る「マイ投資ルール

目次

なぜあなたは投資に失敗してしまうのか?

 投資で安定した成果を出せるかどうかは「軸」の有無で決まる。投資の軸がなければ情報と感情に流されます。ここではAIを壁打ち相手に、芯→軸→ルールの順に頭の中の考えを言語化します。

 投資を続けていると、情報や感情に振り回されやすくなります。著者の反省も込めて、よくある失敗パターンは以下の通りです。

 失敗パターンを回避する手段の一つが、頭の中にある考えを言葉にして整理する言語化です。なぜ自分の考えを言語化しておくと良いのでしょうか? 

・迷わなくなる:相場が変わっても判断がぶれない

・改善できる:結果とルールを突き合わせて反省できる 

・ノイズに強くなる:感情、情報、流行に流されにくくなる

 経験者ほど「自分の感性で何とかやってきた」という暗黙知の部分が多いもの。そんな人こそ言語化する価値は大きいです。 

 面倒?いえいえ。ご心配には及びません。AIを使えば、アンケートに答えるように、スラスラと言語化できます。これからそれを実践していきましょう。

どんな状況でも変化しない「投資の芯」

 投資をする時の行動マニュアルを3ステップで言語化して整理します。これは筆者が長年の投資経験と試行錯誤の中で辿り着いた独自のフレームワークです。 

 既存の投資理論では「投資方針」や「投資哲学」といった言葉が使われますが、より実践的に、抽象度の異なる3つの層に分けて段階的に言語化していきます。 

 中心の「投資の芯」から始まり、「投資の軸」、そして「投資ルール」へとステップが進むほど、実際にお金を動かす具体的な行動に近づくイメージです。 

 

 そもそも「投資の芯」とは何でしょうか?一言で言えば、人生で培ってきた金銭と投資に関する価値観と優先順位です。 

「芯」は、状況次第で変化するものではありません。むしろ容易に変化しないものです。芯を言語化することは、金銭面の信念を探求する自己分析とも言えます。 一度分析を行っておくと、自分が投資にどのように向き合っているかをはっきりつかめますし、今後の方針を立てやすくなります。就職活動中の大学生が自己分析を行うような気持ちで初心にかえって取り組んでください。 

 投資歴が数年あっても、「本当は何を大切に投資しているのか」をはっきり言葉にできる人は意外と少ないもの。 

「短期間で値上がり益を狙いたい」と「資産を減らしたくない」は同時に成立するのか? 「長期で安定して配当をもらいたい」と「ぐんぐん成長する企業の株主になりたい」は矛盾しないか?

 AIからの質問に回答することで、内面を整理し、あなたの芯を言語化します(ステップ1)。これはステップ2での「投資の軸」作りの原材料になります。自分が大切にしている価値観こそ、投資の出発点です。 

 自分の価値観に合った投資は長く続けられますし、つらい含み損の期間や損切りの痛みを乗り越えられます。 

 一方、自分に合わない投資を行っていると、プレッシャーに耐えられずストレスを溜め込み、冷静な判断ができません。例えば、リスクを過剰に取り、資産を減らしてしまう確率が高まります。その結果、市場から退場ということにもなりかねません。 

 だからこそ、自分の芯を知ることが大切なのです。

AI「投資カウンセラー」があなたの価値観を言語化

 以下のプロンプトを実行してください。AIからの質問が開始されます。 
※プロンプト:AIに対して「何について・どう答えてほしいか」を伝えるための指示文。質問、依頼、条件および出力形式の指定などを含み、AIの回答の質や方向性を大きく左右する文。短い問いかけから、役割や制約を含んだ長文の指示まで幅広く使われる。

 全10問の質問に答えていくと、 AI は以下のようにまとめてくれます。

 AIからの質問に答えていくだけで、自分の価値観が言語化されます。
※これは回答例です。あなた自身の回答によって、あなただけの「投資の芯」が導き出されます。 

 質問の数はプロンプトの指示内の「10問」を「20問」にするなど、自由に変更してください。 

 こうして自分の金銭感覚や投資との向き合い方が、明確に言語化されます。ぜひ、熟読してください。 

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この記事の著者
本郷喜千

インディ・パ株式会社代表取締役 AIコンサルタント/プロンプトエンジニア/投資家 中央大学法学部卒業。光通信キャピタル、SBIホールディングスを経て独立。15年以上にわたり情報技術と金融分野で活動。投資助言代理業として10年間、FX自動売買システムの開発・提供、システムトレード教材の制作に従事。データドリブンな投資判断の重要性を説き続けてきた。

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