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「利回り2%台でも利確しなくていい」逆張り投資家が構築する“暴落上等”のポートフォリオ

おしん
(c) AdobeStock

本稿で紹介している個別銘柄:INPEX(1605)、伊藤ハム米久ホールディングス(2296)、ヒューリック(3003)、ヤマハ発動機(7272)、MS&ADインシュアランスグループホールディングス(8725)、商船三井(9104)、KDDI(9433)、タウンズ(197A)、タスキホールディングス(166A)、黒田グループ(287A)

 おしん氏は、まだ市場に見つかっていない“お宝銘柄”を発見するため、生成AIなどを活用して情報収集を効率化している。

 だが、どれほどよい銘柄を見つけても、それを「いつ買い、いつ売るか」そして「全体の資産をどう配分するか」という最終的な管理ができなければ、相場の波に飲み込まれてしまうだけだ。

 今回は、おしん氏が実践している上昇相場でも下落相場でもメンタルを保ち、着実に資産を増やすためのポートフォリオ管理と、出口戦略について解説してもらう。

目次

長期高配当銘柄を保有

ーー高市早苗政権下で日経平均が史上最高値を更新するなど、マーケットは活況を呈しています。現在、どのような資産配分で相場に臨んでいるのでしょうか。

 長期高配当銘柄に7割、中短期のスイングトレードに2割、そして残りの1割を現金(キャッシュ)として持っておくのが、今の相場環境における私の基本構成です。

 「防衛×宇宙」などの成長テーマ株は、この2割のスイングトレード枠で狙っていきます。

 ポートフォリオの土台を高配当銘柄で固めつつ、サテライト的にスイングトレードで利益を狙うバランスが、最もメンタルを安定させてくれますね。

ーー全体の7割を占める長期高配当銘柄ですが、最近の株高で配当利回りが下がっていませんか? 正直、今から高配当株を買うのは旨味が少ない気がします。

 おっしゃる通りです。日経平均が上がったことで、多くの高配当銘柄の利回りは2%台、あるいはそれ以下にまで低下しています。

 今のタイミングで新規に高配当銘柄を大きく買い向かうのは、私でも躊躇します。しかし、私はすでに保有している銘柄を売ることはありません。

 なぜなら、投資の目的が「値上がり益を得ること」ではなく、「配当を継続して受け取ること」だからです。

 無配転落や大幅な減配など、投資の前提が崩れる事態が起きない限りは、利回りが低下しても「金のなる木」として保有し続けます。

ーー具体的に、どのような銘柄を長期保有の対象としているのでしょうか。

 大型の高配当銘柄の強みは、一時的な悪材料で大きく崩れないことにあります。

 例えば、私が保有している情報・通信業のKDDIは、子会社の不正取引のニュースが出た際、夜間PTSで一時6%ほど急落しました。

 ですが、強固なインフラ事業の基盤があり、機関投資家も多く保有しているため、翌営業日以降はすぐに値を戻していきました。

 企業の本質的な価値が傷ついていなければ、一時的な悪材料は買い場にすらなります。

 安定した収益基盤と継続的な株主還元が期待できる大型銘柄として、私は以下のような企業に注目しています。

注目する長期銘柄リスト(大型)

INPEX(1605)
セクター:鉱業
主な事業:石油・天然ガスの探鉱・開発・生産

伊藤ハム米久ホールディングス(2296)
セクター:食料品
主な事業:ハム・ソーセージ、食肉加工品

ヒューリック(3003)
セクター:不動産業
主な事業:不動産賃貸・開発(都心オフィス中心)

ヤマハ発動機(7272)
セクター:輸送用機器
主な事業:二輪車、マリン、産業用ロボットなど

MS&ADインシュアランスグループホールディングス(8725)
セクター:保険業
主な事業:損害保険

商船三井(9104)
セクター:海運業
主な事業:コンテナ船、ばら積み船、LNG輸送

KDDI(9433)
セクター:情報・通信業
主な事業:通信(au)、金融、DX関連

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この記事の著者
おしん

兼業投資家。2015年に持株会で投資を始め、2020年のコロナショックを機に本格参入。500万円の損失を経験後、「ボリンジャーバンド」を用いた逆張り投資スタイルを確立。2023年のXでの「100万円チャレンジ」で投資は自分との戦いだと痛感。失敗を教訓に、逆張り、銘柄特性の活用、レバレッジの慎重な運用を軸とした独自のルールを構築。(@oshinchan93)

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