溶ける日本…旧NHK党内紛、重大局面 立花氏「11億円差し押さえる」、暴露LINE大津党首「金の流れ開示する」記者会見へ
内紛が勃発した旧NHK党(政治家女子48党)の新旧党首によるバトルが最終局面を迎えつつある。現党首の大津綾香氏は代表権返還に応じず、前党首の立花孝志氏との “決別” を表明。一方の立花氏は同党にお金を貸している債権者に団結を呼びかけ、政党助成金を事実上差し押さえする構えを見せているのだ。政界の注目を集めていた同党の元参院議員、ガーシー(本名・東谷義和)容疑者には、警視庁がさらなる脅迫や中傷の被害が発生する恐れがあるとしてSNSアカウント凍結を要請しており、いよいよ「旧NHK党が溶け始めている」との声も聞こえてくる。
「何をやっても許されるわけではない」徹底抗戦の構えを見せる大津新党首
「言ってることとやってることがいつも違う」。大津党首は4月6日朝のツイッターに「#背任」というハッシュタグをつけて、立花氏とみられる人物とのLINE画像を投稿。前日5日には「金曜の午前中に会見予定です。詳細はまた発表させていただきます」とつづり、7日の記者会見で “爆弾発言” する可能性をにおわせた。
内紛勃発後、多くを語ってこなかった大津氏は、一部メディアの取材に応じる形で反撃を開始しており、同5日配信の「Smart FLASH」では「立花さんは、私を党首に指名したとき、代表権も一緒に私に移したんです。それが急にいまになって、返還しろ、ですから驚いています。きっと私が、自分の言うことを聞く素直な党首になる、と思ったのではないでしょうか。お飾りの党首ですよね。もし落選しても、給料を払うって言われました」と告白。
その上で「私が代表権を持っていることで、党の民主主義が保たれるなら、手放すべきではないと考えています。この際、党内をクリーンにします。党内洗浄。単純に、おかしいことをおかしいといえるようにしたいです。パワハラや人格否定をする人が、党のトップでいいのか。何をやっても許されるわけではありませんから」などと徹底抗戦する構えを見せる。
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旧NHK党の内紛が表面化したのは、同党の参院議員だったガーシー容疑者の除名問題からだ。立花氏は3月8日、昨年夏の参院選当選から一度も国会に登院しなかったガーシー容疑者が、国会における懲罰処分に応じなかった責任を取るとして、党首辞任を表明。国政政党の名を「政治家女子48党」に変更し、大津氏に新党首を譲ることにした。