ChatGPTが抹殺する”てにをは判子”マン…迫る倒産連鎖!銀行業界に大激震「これから要らなくなる2種の社員」&おすすめ転職先
シリコンバレー銀行破綻が引き金となり、アメリカ金融界に地殻変動が起きている。さらに、そこにChatGPTが登場し、金融業界の事業そのもののあり方も激変してしまうかもしれない。プレミアム特集「1億貯める! ChatGPT 投資・仕事革命」第5回は、金融業界でIT系のキャリアを積み、現在は一般社団法人金融データ活用推進協会代表理事を務める岡田拓郎氏に、金融業界でのChatGPTの活用法や、業界や雇用への影響などについて聞いた――。
目次
金融業界でChatGPTが奪っていく職務
金融業界は情報量が多い業界なので、ChatGPT活用が特に効果的な業界ではないかと感じています。それだけ業務効率化の余地が大きいためです。
例えば、翻訳、文章の要約、メール文の作成、文章校閲、社内の照会回答の自動化、稟議(りんぎ)書・提案書の作成などの業務に、ChatGPTはただちに活用できるでしょう。営業や事務を担当する人たちは、ChatGPTを使う場面が増えてくるはずです。
また、ChatGPTはプログラミングの性能も高く、プログラムの自動生成やバグのチェックなどの場面で活用できます。
顧客向けサービスの付加価値向上にも、ChatGPTが効果を発揮するでしょう。例えば、顧客の照会内容への自動回答や、パーソナライズした提案ができる新たな金融商品など、さまざまな活用方法が考えられます。
ほかにも、不正取引の検知や本人確認の高度化などのリスク管理分野での活用や、アイデアのブラッシュアップなどにも活用できます。
金融業界はとにかく文書が多い業界なので、これからも多様な活用法が考案され、金融業界のビジネスを刷新していくはずです。
ChatGPTで「雇用がなくなる」
ChatGPTは今後、ビジネスパーソンの必須スキルになっていくでしょう。例えば2023年の今「Excelが使えない」という人は、率直に言ってビジネスの現場では役に立たない人、という印象が避けられませんが、これからしばらくすると、ChatGPTが使えないというだけで「できない人」の烙印(らくいん)を押されてしまうような時代が来るかもしれません。それくらいChatGPTというものが、当たり前になっていくはずです。