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アホ行動連発で更迭の岸田ドラ息子秘書官…ガーシー逮捕でも吹き飛ばない「国民の根強い怒り」を親父は理解しているのか

 岸田文雄首相の長男で首相秘書官(政務担当秘書官)だった岸田翔太郎が辞任した。国民から度重なる批判を受け、ついに親父もかばいきれなくなった。この問題を昨年から継続して取材・報道してきたルポライターの日野百草氏が改めて本質を問う。一体岸田翔太郎とはなんだったのだろうかーー。

岸田ドラ息子秘書官のアホ写真は誰が漏洩した

 岸田一族とその関係者が首相公邸に集う年末の忘年会、流出した写真の真ん中、岸田文雄首相は部屋着に裸足で微笑んでいた。

 6月2日、各週刊誌での写真の流出をうけて岸田首相は「公的なスペースで不適切な行為はないと思う」と述べた。また「食事の場に顔出しをし、あいさつもした」と居住スペースであることを強調した。

 同日、小池百合子東京都知事は写真について「そこにおられた方からしか流出はしない」と指摘した。

 つまり、首相公邸に一族とその関係者を呼び、赤じゅうたんの階段に寝そべる、参加者で組閣したかのようなひな壇写真を撮るなどした彼らの中に、流出させた者がいるのではないか、ということである。

問題行動連発の息子、親父がとうとう更迭

 その中で、ひな壇写真の中央に立っていたのは、岸田文雄首相の長男で首相秘書官(政務担当秘書官)だった岸田翔太郎氏(32歳)だった。今回の件も含め、たび重なる問題行動とその流出によって、この前日の6月1日付で辞職している。

 8カ月前に任命した父親、岸田首相みずから「けじめ」として息子を更迭した。

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この記事の著者
日野百草

1972年生まれ。日本ペンクラブ会員。出版社勤務を経て国内外における社会問題、政治倫理を中心に執筆。大学院で芸術学を専攻、昭和史における人物評伝およびフィギュアスケートなどの舞踏芸術に関する論考も手掛ける。2018年、評論「『砲車』は戦争を賛美したか 長谷川素逝と戦争俳句」で日本詩歌句随筆評論協会賞奨励賞を受賞。著書『評伝 赤城さかえ 楸邨・波郷・兜太に愛された魂の俳人』他。

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