消費税増税を叫ぶ「日本の貧乏神」経団連・十倉会長「自社業績は一人負け」判断能力ゼロの声…日本にとって無能で有害な経団連会長
経団連の十倉雅和会長は9月の記者会見で「若い世代が将来不安なく、安心して子どもを持つには全世代型の社会保障改革しかない。それには消費税などの増税から逃げてはいけない」と発言し大きな波紋を呼んだ。本当に消費増税しか道は残されていないのか、そもそも十倉会長とは何者なのか。元プレジデント編集長で作家の小倉健一が解説するーー。
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化学大手4社で一人負けの住友化学
経団連会長である十倉雅和氏が会長を務める住友化学が絶不調だ。2023年4〜9月期の連結最終損益(国際会計基準)が760億円の最終赤字になった。従来予想である300億円の赤字から、さらに赤字が倍以上に増えたことになる。
化学大手4社(三菱ケミカル、三井化学、旭化成、住友化学)の中で、赤字業績(通期最終損益見通し)は住友化学だけであり、現在一人負けの様相である。