統一教会問題…なぜマスコミは「特定宗教団体」「元自衛官」に死ぬほどこだわるのか…「報道しない自由」と安倍襲撃事件
テレビから流れる安倍元首相の銃殺の衝撃的シーンに、精神を病む人が続出している
安倍晋三元首相が奈良県で演説中に撃たれて4日。「日本とは思えない」事件の発生に日本列島中に衝撃が走った。そして亡くなって二日後に行われた参議院選挙では、因果関係があったのかはわからないが、自民党が大勝した。もともと与党の圧勝が予測されていた選挙であったが、「維新に流れるはずだった無党派層の票が安倍さんの死で自民党にきた」(自民党関係者)ようだ。
そんな中で連日繰り返されるのが安倍氏の報道だ。安倍氏が撃たれた時の銃声などがテレビで流され、精神的に疲れてしまった人、テレビを見ることを辞める人が続出している。その一方で相変わらずマスコミ報道に違和感を覚える人もたくさんいるようだ。
「特定の宗教団体」と報道しない自由を行使し、「元海上自衛官」にはこだわるマスコミ
とくに違和感を覚えるのが、マスコミがいう「特定の宗教団体」と「元海上自衛隊」という表現だ。
「特定の宗教団体」とは、殺人未遂容疑で現行犯逮捕された山上徹也容疑者の母親が「のめり込んで破産」してしまった宗教団体のことだという。報道によれば山上容疑者は「特定の宗教団体トップを襲う計画を立てたがうまくいかず、狙いを安倍氏に切り替えた」などと供述している。「奈良県警は団体に対する恨みが安倍氏への一方的な強い殺意につながった疑いがあるとみている」(毎日新聞)。山上容疑者は「安倍氏がこの団体の教えを全国に広めた」などと言っているがこれは妄想とされている。
この「特定の宗教団体」とはどこの宗教団体のことなのだろうか。
その後週刊誌では、この「特定の宗教団体」なるものが「統一教会」であることを報じるようになった。実はその前から、ツイッターなどではすでに「特定の宗教団体 = 統一教会」ということは周知の事実として話題となっていたが、未だに新聞やテレビなどの権威あるマスメディアでは「特定の宗教団体」という言葉を使っている。いずれにせよ、警察調書ベースではすでに「統一教会」という言葉が出ているようだが、なぜ権威的メディアは「報道しない自由」を行使したのだろうか。
とある大手メディア社会部の警視庁担当はこう説明する。