岸田「ドラ息子秘書官」…年収1000万円のSNSエゴサ係に「息子に子ども手当払うな」と政界で怒声
「自分の息子に『子ども手当」払っているんじゃないよ」
「首相が自分で自分の息子に『子ども手当』を支給するみたいなものです。それも1000万円でしょう」
革新系の元地方議員が呆れたように話してくれた。それにしても「自分で自分の息子に子ども手当」とは不謹慎だが上手いことを言う。
もちろん首相とは岸田文雄首相(65)のことで、息子とは政務担当首相秘書官の岸田翔太郎氏(31)のことだ。
「官邸を親子で私物化するなんて独裁者のつもりですかね」
常日頃、自民党と対立してきた政党の方なので少し一方的、話すべてを受け取ることはできないが気持ちはわかる。
「それも議員秘書2年、まだ見習いみたいなものでしょう」
ツイート&エゴサ係に1000万円にあきれ顔の政界
岸田首相はそれまで2年ほど自分の議員秘書をしてきた息子の翔太郎氏を政務担当首相秘書官に抜擢(ばってき)した。
議員秘書と首相秘書官は同じ「秘書」が付いても、その仕事内容は大きく違う。首相秘書官、とくに政務担当は各党、各議員と官邸との調整役はもちろん、首相と国会機密も共有する。そのような重要ポストにいきなり就任した翔太郎氏だが、その年収も1000万円前後ではないかと各メディアで報じられている。
「父親のSNSの更新で1000万円っていいご身分ですよ。これが『適材適所』なら、その程度なんでしょうね」
翔太郎氏に期待する仕事のひとつがSNSによる官邸からの発信だと、父親である岸田首相自身が言及している。