岸田政権が抱える「統一教会以外の大爆弾」…ポスト岸田は「岸田だ!」昭和型資本主義で国難に挑む
岸田批判は党内で日に日に増している
「支持率は急落していますが、その要因はいうまでもなく統一教会です。しかしこれだけで退任ということはあり得ないでしょう」
そう語るのはとある閣僚経験者だ。無策無敵のまま発足以来高支持率を維持してきた岸田文雄政権だが、安倍晋三元首相の暗殺により全てが崩れ去った。もとから実態のない支持率とは言われていたが、崩れ始めたらこうも無残に崩壊するのかと与党内でも問題になっている。
「党内での岸田批判は日に日に増しています」
そう語るのは自民党の中堅議員だ。
「統一教会の対応で国民からは批判を浴びていますが、ちゃんとリーダーシップをとれていないからです。それは総理としてだけではなく、自民党総裁としても。そんな不満がつのる中で国葬がありましたが、そこで、菅義偉前総理に『格』の違いをまざまざと見せつけられてしまったのです」
菅前総理の安倍元首相を追悼するスピーチを覚えている人は多いはずだ。
「7月の、8日でした。信じられない一報を耳にし、とにかく一命をとりとめてほしい。あなたにお目にかかりたい、同じ空間で、同じ空気をともにしたい」
そんな、自分の心情に何のフィルターもかけずに書き殴ったような文章から始まる弔辞に、多くの国民が心を揺さぶられた。評価が低かった岸田総理の「棒読み」スピーチのあとということもあり、菅前総理の言葉で会場の空気は一変した。「その時の岸田総理はあまりにも惨めでした」(自民党中堅議員)。
その後も岸田政権の支持率は各世論調査で最低を更新する。さすがに岸田総理の顔色も悪くなり、一部の新聞記者の間では「そろそろ本人がギブアップなのでは」と噂が流れていた。