NHK党・立花党首「心の病の経験」が強さの源泉「統一地方選で1000人規模擁立し、政治家女子48だ」
NHK党の立花孝志党首は次の統一地方選挙、多くの候補者を擁立する。その規模は1000人で、5000万円の宣伝費をかけて勝負に出る。業務妨害で有罪判決も受けた立花党首を突き動かすものは何か。「心の病」から立ち上がった男の、次の新しい選挙とは。NOオフレコインタビュー第2回。
政治家で「政治犯」として刑務所に行くことは勲章だ
――社会通念上、犯罪を犯すことは、許されない。立花党首は、NHKの業務を妨害したとして、2審でも有罪判決を受けた。
(立花党首)今、私には、10件の容疑がかけられています。だけど、それは全部、計算してやったことなのです。私は弁護士資格を持っていない。他の資格もない。こういう刑事事件になったときに、それら(資格)がすべて失われることを知っているし、そういう資格を持っていたら、かえって足枷(かせ)になることも知っています。
自分が刑事事件の被告になることは、ある程度計算しています。完全に無罪を貫いて、警察に文句を言われないようにやろうとすると、スピードが遅れるでしょ。「ひょっとしたら保険業法違反かもしれない」「弁護士法違反になるのではないか」「公職選挙法違反になるのではないか」という疑いが出たときに、これらをすべてクリアにしてから進もうと思えば、どうしても遅くなってしまう。
では、NHK(放送局)の前で演説をしたときに、これは威力業務妨害になるのではないかとわかっているわけ。だけど、私には前科がないので、(威力業務妨害で訴えられ、有罪判決になったとしても)いきなり(執行猶予のない)実刑判決にはならないのではないかという計算ができたわけです。
現在は、判決が下り、執行猶予4年になったので、これから先は即実刑になるので、やる必要性はないとは思っていますけどね。私の計算に、警察も検察も弁護士も、みんなびっくりしているのですけど、「刑務所に入ることはないと思うよ」と言うと、「そこまで知っていて、よくやりますよね」と言われました。でも「別にそれ(判決)で刑務所に入れというなら入るよ」という覚悟もありました。
刑事訴訟法などもよく知っているので、警察に追われても怖くありません。そういう意味では、本当に無敵ですよ。それは私が心の病を経験していることも関係しています。「いつ死んでもいい」と思っています。今日の午前中も、精神科医の先生と話をしていましたが、自殺をしようとか、誰かを殺してでも目標を達成してやろうという境地まで、一度達しているので、刑務所に入ることなど、私にとっては大したことではありません。
むしろ、政治家が「政治犯」として刑務所に行くことは勲章でしょう。闘っている証拠でしょ。痴漢、泥棒、詐欺、人を殴ったりで捕まるのはダメですよ。だけど、完全に政治犯で闘っているので、NHKから訴えられるのは計算の中に入っているということです。