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本田健が警鐘「中小企業、これからどんどん倒産していくだろう」とくにピンチなのはこの業態だ…厳しい時代の中でどう幸福をつかめばいいか

 みんかぶプレミアム特集「クライシス円安」第3回は、ベストセラー作家の本田健氏が相場に関する展望と、個人の生活のリスクを語る。「これから中小企業はどんどん倒産していくことになります」。一体なぜなのか。そして、そんな厳しい時代に、何をしたら幸せになれるのか……。あなただけの「自分の強み」見つけ方をお教えしますーー。

目次

政府としては大企業に円安で力をつけてもらいたいという意図

 今為替相場では円安に進んでいますが、私は今後円高に戻っていくと思っています。そもそもドル円相場は高くなったり、安くなったりするもので、今はバランス的にドルの方に引っ張られているだけで、少ししたらまた戻っていくでしょう。ただ、長期的にみれば、円だけを持つことは危険になるのではないかと思っています。 円の資産、それも現預金だけで置いておくのはリスクがあります。

 今の円安の本質は、個人のお金が、企業に流れているという状態です。もう少し説明しましょう。円安のために、食料品などの物の値段やガス代、電気代などが高くなったりして、買えていたモノが買えなくなったりしているかもしれません。一方で、企業目線でみれば、円安によってトヨタなどの輸出をしている大企業は、過去最高益を出しているのです。日本は基幹産業がダメになると国全体が弱くなってしまう国なので、政府としては大企業に円安で力をつけてもらいたいという意図があります。

 また日本という国で見ても、円安はプラスです。日本は世界最大の対外純資産国なのですから、アメリカの高金利でとても儲かっているのです。日本の米国債券保有額は1兆1500億ドル(約180兆円)ほどであり、利回り4%として7兆円の利子を受け取っていることになります。

先進国でも三食食べられない人が増えてきている

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