「違いがわかりにくい」の声…都知事選、小池と蓮舫の政策「どこがどう異なってる?」第1優先は小池「教育・子育て」、蓮舫「若者支援」
7月7日投開票の東京都知事選は、現職の小池百合子都知事と前立憲民主党参院議員の蓮舫氏による「女傑対決」が注目されている。ただ、2人の支援政党・団体や戦略は異なるものの、政策の違いが分かりにくいとの声は根強い。それもそのはず、2人が掲げる題目は似通っている部分が少なくないからだ。では、2人の公約はどのように違うのか。経済アナリストの佐藤健太氏が解説する。
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都知事選の政策の違い、読者にどれだけ届いているのか
小池氏と蓮舫氏は6月18日にそれぞれ公約を発表し、翌日に日本記者クラブ、同24日には公益社団法人「東京青年会議所」の公開討論会で激論を交わしてきた。だが、新聞やテレビ、ネットメディアを眺めても2人が掲げる政策は見つけにくい。日頃は「政策論争に期待したい」「政策を競い合え」などとマスコミは求めているのだが、読者・視聴者にどれだけ届いているのかと疑問に感じる。