「日本人はなんて性格が悪いんだ」柔道銅・永山の抗議に米メディアが批難、母国スペイン紙は「日本から脅迫うけていた」…認知の歪みはなぜ起きた
パリ五輪の柔道男子60キロ級で銅メダルを獲得した永山竜樹が準々決勝で同じく銅メダルのフランシスコ・ガリゴスに不可解な一本負けが大きな論争になっている。ガリゴスのインスタには「あなたがやったことは柔道ではなく殺人未遂ですよ」「神聖なる柔道に対する冒涜」など厳しいコメントが寄せられている。作家で元プレジデント編集長の小倉健一氏が解説するーー。
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論理的にあり得ないジャッジをした審判
7月27日、パリオリンピック柔道60kg級に出場し、準々決勝で敗れた永山竜樹選手が、自身のSNSに準々決勝で敗れたスペインのフランシスコ・ガルリゴス選手とのツーショットをインスタグラムで公開した。準々決勝では「待て」がかかってからのガルリゴス選手の絞め技により意識を失い、それが「一本負け」とされる不可解な判定で永山選手は敗退した。判定に納得がいかなかった永山選手は、試合後の握手を拒否し、抗議をしたが判定は覆らなかった。その後、永山選手は敗者復活戦で勝ち上がり、銅メダルを手にした。
試合直後から、ガルリゴス選手と主審のエリザベス・ゴンザレス氏に批判が殺到した。東スポWeb(7月31日、https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/311375)には、柔道審判の国内・国際ライセンスを持つ関係者のコメントとして、