「辻元清美と同じ手口やん」広瀬めぐみ議員の家宅捜索に地元自民党員「エッフェル塔、ベンツ不倫は個人の勝手でも、さすがにこれは…」と唖然
公設秘書の給与を国からだまし取っていた疑いがあるとして、広瀬めぐみ参議院議員の事務所などが捜索を受けた。広瀬議員は2022年12月から23年8月にかけて、勤務実態がないと知りながら公設第2秘書として届け出ていた女性に、国から支払われる秘書給与数百万円をだましとった疑いがもたれている。今年3月に週刊誌で秘書給与詐欺の疑惑が報じられた際は疑惑を否定していたが、捜索を受け「事情がわかったら説明する」などと述べている。
一方、仮に事実であれば2002年、辻元清美氏に政策秘書2人分の給与約1870万円を国から詐取した疑いで辻元氏を含む4人が逮捕された事件に似ている。辻元氏は2004年に懲役2年、執行猶予5年の有罪判決を受けていた。X上では「辻元清美と同じ手口やん」といった投稿もみられた。
ルポ作家の日野百草氏が取材したーー。
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期待も大きかったとされるが、活躍よりも騒動ばかり目立ってしまっている
「広瀬めぐみ、同じ自民党だからかばうとか、私はありませんよ。ここまでひどいと何のために政治家になったのかと言われても仕方がない。本当ならあまりにひどい」
都内で中小企業を経営する70代の自民党員、昭和の時代から末端から自民党を支え続けた彼だが、広瀬めぐみ参議院議員(自民党を7月30日離党、議員は続投)をかばうことはなかった。
広瀬めぐみ議員は2022年の参院選、自民党岩手選挙区で1992年の椎名素夫以来、約30年ぶりに誕生した自民党の参院議員だった。椎名はその翌年に自民党を離党しているので本当に久々であった。
ゆえに期待も大きかったとされるが、活躍よりも騒動ばかり目立ってしまっているのが下記の通り、現実である。
2022年 旧統一教会との関係が発覚。「支援者に誘われて盛岡市の教会を訪れ、責任者に挨拶をした」と認める。(旧統一教会との認識はなかった、と意図的に関係したことは否定)
2023年 松川るい議員、今井絵理子議員らと参加した自民党女性局海外研修、いわゆる「エッフェル騒動」が研修ではなく物見遊山の観光ではとの批判を受ける。
2024年 いわゆる「赤ベンツ不倫」が発覚。
どれだけやらかしたのか。裏金問題でただでさえ信用ないのに…
そして今回、国民の納めた税金である公設秘書の給与をだまし取った詐欺の疑いで東京地検特捜部が広瀬めぐみの関係各所へ家宅捜索に入った。議員会館、地元事務所、広瀬めぐみ議員の自宅など大規模なもので、きっかけとなった3月の週刊誌の取材には「事実無根」と反論していた。
真偽は捜査の行方次第ではあるが、広瀬めぐみ議員は7月30日に自民党を離党した。
「どれだけやらかしたのか。裏金問題でただでさえ信用ないのに、政治のためならまだしも、個人の裕福な生活のために使っているんです。それが本当なら、党員だって怒りますよ」
国会議員ばかりが私腹を肥やして、開き直って居座っている
彼は本音のところは「面従腹背」だと言った。仕事の関係上切っても切れない自民党との関係、社員や家族の生活があると。だから仕方がないと。自民党の末端党員なんてそんなのばっかりだと。これが自民党が作り上げてきたこの国のシステムだと。