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大相場の勝者が見えたAI・半導体株…引き続き恩恵を受け続けられる銘柄は「絞られた」25年も注目の最強8銘柄を大公開

本稿で紹介している個別銘柄:Nvidia(NVDA)、台湾セミコンダクター(TSM)、ASMLホールディングス(ASML)、マイクロソフト(MSFT)、アルファベット(GOOG)、東京エレクトロン(8035)、アドバンテスト(6857)、SCREENホールディングス(7735)

 AI分野への投資は依然として旺盛であり、半導体及び人工知能(AI)銘柄への注目は2025年も続くだろう。しかし半導体やAI関連なら何でも上昇する状態は既に終わりを迎えている。2025年は更に選別が進む可能性もある。2025年も注目が続くであろう半導体・人工知能銘柄を取り上げる。みんかぶプレミアム特集「2025年最強銘柄84」第3回「AI」ーー。

目次

主戦場は海外、2025年注目の半導体・人工知能銘柄

 2023年のNvidiaの株価上昇を契機に大きな注目を集めるようになった半導体・人工知能銘柄は、2024年も上昇が続きました。しかし2024年は半導体やAI銘柄でも、選別が始まった感もあります。PC半導体の王者であったインテルは、周回遅れの半導体会社となってしまいました。

 データセンターなどAIに対する投資は続いており、2025年も引き続き半導体・AI銘柄は株式市場の注目を集めると予想されます。ただし十把一絡げで半導体銘柄やAI銘柄が上昇する時代は2024年で終わり、2025年からは本格的な選別が始まる可能性も否定できません。

 半導体銘柄の代表といえばNvidiaやTSMC(台湾セミコンダクター)、AI銘柄の代表と言えばOpen AI(ただし未上場)となるなど、半導体やAI銘柄の主要なプレイヤーは海外勢です。国内にも半導体やAI銘柄はありますが、半導体銘柄であってもAI半導体をそれ程扱っていないなど、世界的なブームとは異なる部分を事業領域とする銘柄も少なくありません。

 現在はネット証券などで日本株と同様に米国株も簡単に投資できます。半導体・AI銘柄への投資を検討する際は、視野を広く持ち海外銘柄中心とすることで、市場動向に沿ったパフォーマンスを上げられる可能性が高まります。

まずは最強5銘柄

 2025年に注目が予想される半導体・人工知能銘柄としては、以下があげられます。

Nvidia(NVDA:ナスダック)

・現在のAI及び半導体ブームの牽引役とも言うべき銘柄です。逆に言えば同社の決算が予想を下回るなどすると、AI及び半導体ブームは一気に収束する可能性も否定できません。2024年は予想を裏切らない四半期決算が続きました。AIブームが続く中で2025年もこれまで同様の成長が続くか注目されます。

台湾セミコンダクター(TSM:NY証券取引所)

・世界最大の半導体の受託製造会社です。Nvidiaの半導体も主に同社が製造しています。NVIDIA=TSMC連合とも言うべき状態であり、2024年は継続的に受注が堅調でした。2025年から日本でのソニーとの共同工場の本格稼働に加え第2工場の着工も予定されるなど、2025年は国内でも話題となることが増えそうです。

ASMLホールディングス(ASML:ナスダック)

・オランダ本社の世界的な半導体製造装置メーカーです。半導体製造に欠かせない露光装置で圧倒的な存在感を持ち、特に先端の半導体製造には同社機器が欠かせません。10月に発表した7~9月決算で2025年の売上見通しを下方修正し、半導体関連銘柄の全体の下落を招きました。しかし半導体を語る上では欠かすことができない銘柄です。

マイクロソフト(MSFT:ナスダック)

・WindowsやWordなどが有名ですが、AIブームを牽引するOpen AIの大株主で同社と親しい関係にあり、AI銘柄としての側面もあります。各社がAIによる収益化方法を模索する中で、AI搭載のPC発売などAI事業の収益化が比較的容易な点も強みです。

アルファベット(グーグル)(GOOG:ナスダック)

・多額の研究開発費をAIに投じており、自社開発AI「Gemini」のサービスを提供中。また検索エンジンにAIを活用して、ユーザーの検索意図をより深く理解した上での検索結果を表示している。検索やYouTubeなどを通じて、AIモデルの精度向上に不可欠な多様で大量のデータを自社で持つ点も同社の強みとなっています。

国内も引き続きこの定番銘柄をチェック

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この記事の著者
石井僚一

金融・投資ライター 大手証券グループ投資会社への勤務を経て、個人投資家・ライターに。株式や為替の関連記事、IPO関連記事、資産運用記事などを執筆中。ブックライティングやインタビューも手掛けている。 Twitter:@writerIshii

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