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最悪すぎる「石破カラー全開」外交に国民絶望…故安倍晋三が心がけた“超謙虚な外交術”vsスマホいじりの石破「どうしてこうなった」

 石破茂首相のマナーがとにかく悪いとインターネットで話題になっている。内閣発足時の写真から始まり、過去の箸の持ち方問題に続き、今度は外交の場でも無礼ともとれる態度をとり、国民は唖然としている。石破首相はスマホをいじっては、海外の首脳が挨拶にきても立ち上がることなく座って対応した。一方で石破首相が過去に何かと批判しつづけた故・安倍晋三氏の外交には流儀があった。「日本はGDP3位の大国ですから、その国のトップリーダーから声を掛けられれば、気持ちを向けてくれます」。どうしてここまで差が出てしまうのか。経済誌プレジデントの元編集長で作家の小倉健一氏が解説するーー。

目次

座ったまま握手に椅子にのけぞった姿

 何をしてもダメなのか。にわかに信じがたい石破茂首相の行動が物議を醸している。

 11月16日(現地は15日)に行われたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の開始前、石破首相の席に各国首脳があいさつに来た際、立ち上がらずに対応した姿がテレビのカメラに捉えられ、それがネットで拡散した。

 報道カメラが捕らえたのは、各国首脳同士があいさつをする中で、その輪の中に入らずにスマホをいじる石破首相の姿と、石破首相の元に挨拶に来た、マレーシアのアンワル首相やカナダのトルドー首相に対して、立ち上がらずに座ったまま握手をした。その直後の椅子にのけぞった姿も捉えられている。

 他にもリマの大統領官邸で行われた歓迎式典の別の映像では、他の3人の首脳が両手を前に重ねるなどして式典に集中している様子が映し出されている一方で、首相だけが腕を組んでいる姿が注目された。<厳かな表情を浮かべる韓国の尹錫悦大統領とは対照的だ>(産経新聞、11月19日)という指摘もあった。

 さらには、石破氏は、各国首脳との集合写真の記念撮影欠席をしたという。林芳正官房長官によれば「当日急に発生した事故渋滞により、結果的に対応が困難となった」(11月18日記者会見)のが原因だという。

 こうした石破首相の行動に対しては、各メディアが心配そうに報じている。ただし、11月7日に東京 虎ノ門のホテル「The Okura Tokyo」の日本料理店「山里」(一休.comによれば客単価が20,000円〜29,999円)で石破首相と会食した山口寿一読売新聞グループ本社社長率いる読売新聞がどう報じているのか気になり、YOMIURI ONLINEで「石破」と検索したが、失態については何も記事は出ていなかった。時間を割いて会った甲斐があったというものだ。

読売新聞の願い虚しく、石破カラーは、完全に逆回転

 代わりに、11月18日には、「政治部デスク 仲川高志」名義で『「石破カラー」封印し衆院選大敗も、熟議国会は「らしさ」発揮のチャンス』という記事が掲載されている。

曰く、

<野党議員が消費税廃止を訴え、自民党議員は議論を避けていると報じていたが、石破氏は必要性を堂々と訴えていた>

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この記事の著者
小倉健一

1979年生まれ。京都大学経済学部卒業。国会議員秘書を経てプレジデント社へ入社、プレジデント編集部配属。経済誌としては当時最年少でプレジデント編集長就任(2020年1月)。2021年7月に独立。現在に至る。 Twitter :@ogurapunk、CONTACT : https://k-ogura.jp/contact

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