玉木雄一郎「石丸伸二氏の取り組みは国民民主党の理念とも一致」都議選では怖さを感じる部分も「ある」…新しい日本作ろうとする姿勢に共感

2024年は「SNS選挙元年」と称したくなるほど、選挙におけるSNS活用が勝敗を大きく左右した。
なかでも注目されたのが石丸伸二氏だ。石丸氏は新党「再生の道」を立ち上げ、6月の都議選に候補者を擁立する予定であることを表明している。
同じくSNSを巧みに活用して党勢を拡大してきた国民民主党の玉木雄一郎氏に、石丸氏の印象や都議選について聞いた。玉木雄一郎氏独占インタビュー全6回の第3回。
目次
石丸伸二と玉木雄一郎の共通点…今、国民が政治に求めていること
ーー昨年の東京都知事選で注目を集めた石丸伸二さんについては、どのようにお考えですか?
石丸さんとは対談させていただいたこともありますが、非常にしっかりとした政治家だと思います。「アンシャン・レジーム(古い体制)」とも言える既存の因習的な制度を打ち壊し、新しい日本を作ろうとする姿勢には共感しています。停滞して動きが見られなくなっている日本社会を活性化しようという彼の取り組みは、私たち国民民主党の理念とも一致しています。
今年は「巳年」ですね。長い間、日本の経済や社会は停滞し、まるで冬眠しているような状態でした。しかし、今ようやく春が訪れ、動き始めています。日本経済はバブル崩壊以降、「もう成長しない」とか「少子高齢化だから仕方がない」といった考えが刷り込まれ、思考停止に陥っていました。しかし今、その土の中から抜け出し、新しい世界を作ろうという動きが社会全体で求められています。
石丸さんも、私たち国民民主党も、そのような社会の期待に応えるメッセージを発信し続けています。SNSなどを活用して、若い人々や現役世代を中心にその思いを伝えられたことが、大きな成果につながったのだと思います。
国民民主党の支持者のうち約4割が都知事選で石丸伸二に投票した
ーー石丸さんが新党を立ち上げ、都議選に挑戦すると伺っていますが、この動きについてはどのように見ていますか?