「Xは異臭を放つドブ川」なのに、なぜあなたはそんなXをやめられないのか…デジタルジャンキーになったあなたへ

「X」のフォロワー27万人を抱えながら、「Xは異臭を放つドブ川です」と話すのは、「意識低いインフルエンサー」のぱやぱやくん。日々、フォロワーに「生きづらさを解消するコツ」を届け続けるぱやぱやくんが、「X」に抱く本音を語る。
X(旧名Twitter)はSNSという枠組みをこえ、一種のメディアとして機能している側面すらあります。さまざまな投稿が流れては消えていく様子は「川の流れ」に近いところがありますが、私は「Xとは汚いドブ川だ」と常々思っています。
私は先日、Xにてこのような投稿をしました。
「Xは『便利な情報収集ツール』というよりも『色んなものが流れてくる異臭を放つドブ川』だと思っています。そのドブ川で流れてくるものは壊れたガラクタばかりですが、たまに役に立ちそうなものが流れてくるので拾います。そのぐらいの気持ちでいると、Xの情報を分別できます」
では、なぜXは「異臭を放つドブ川」なのでしょうか。その理由について解説をしていきます。
目次
「Instagram」は自分の願望を共有するSNS
「Facebook」や「Instagram」などのSNSと「X」は明確に異なることがいくつかあります。
まず、Facebookは実名登録が必要であり、リアルの知人とつながるため、本音の自分というよりも「他人に見せたい自分の生活」を投稿する特徴があります。結婚式や子どもの運動会など「幸せを共有するSNS」と言えるでしょう。
Instagramは匿名ですが、「こうなりたい自分」を投稿する世界です。加工して美しくした自分の顔、少し背伸びをして行ったレストラン、またモチベーションの高いライフハックなどが投稿されることが多く、「自分の願望を共有するSNS」と言えることができます。
また最近ではLINEではなく、Instagramのアカウントを交換してメッセージをやり取りするという文化も出てきたため、Facebookに近い役割を果たすようになってきました。またZ世代にとっては「Instagramのフォロワーの数」が一種のステータスであり、非常に大切にしていると、大学の講師の方から聞いたことがあります。特にInstagramのインフルエンサーとは凡人でも勝ち取れる栄光の一つであり、スターの座を勝ち取るためにインスグラマーは日々努力をしているようです。
「X」と「Instagram」の間には明確に民度の差がある
最後にXですが、Xは「本音の自分を共有するSNS」だと私は思っています。Xには「職場の人に垢バレ(アカウントが自分だと特定されること)したら死ぬ」などの投稿がよくあります。Instagramのアカウントがバレても社会的に死ぬことはなくても、Xのアカウントがバレると死ぬと考えている人が多いように思えます。