不動産投資での物件探しの方法と選ぶポイント

不動産会社が予算に合った物件を紹介してくれますが、その場で購入する物件を決めてしまってはいけません。
不動産投資物件は、非常に慎重に選ぶ必要があります。ここでは、不動産投資物件の選び方について解説していきます。
目次
不動産投資における物件選びの重要性

不動産投資を行う場合には、不動産投資物件選びに不動産投資の成功がかかっているといっても過言ではありません。
不動産投資物件を選ぶ際には予算から始まり、物件のスペックや周辺環境に至るまで、さまざまなチェックポイントがあります。
それらのチェックポイントを満たした物件を購入することで、空室率を低く抑え、高い利回りを得ることができます。
そのため不動産投資物件選びは、不動産投資を成功させる非常に重要な要素となるのです。
不動産投資を行う場合にはどのような物件を選ぶべきか
当サイトのプロデューサーである、八木チエのYou Tubeチャンネル「不動産投資の女神チャンネル」にて、分かりやすく解説する動画も公開しておりますので、ぜひご覧ください。
不動産投資物件を選ぶ際には、以下のような物件を選ぶとよいでしょう。
自分の投資予算に見合った金額の物件
自己資金と金融機関などから融資を受けることができる金額を合算した金額を予算とし、その価格帯の物件を選びましょう。
融資の金額が大きくなりすぎると返済が苦しくなるため、その点にも注意が必要です。
人口減少の懸念が少ない都市部のターミナル近くの物件
現代の日本では少子高齢化が進み、今後人口が減少していくことが考えられます。
そのような状態になっても利便性が高い立地の物件であれば、入居者は十分に集まるため、都市部のターミナル近くの物件を選ぶとよいでしょう。
物件の管理や整備がきちんとなされている物件
物件は必ず下見に行くようにすべきですが、その際にその物件の管理や整備がきちんと行われているかをチェックしましょう。
室内外の設備が現代のニーズに合った物件

室内外の設備が、現代のニーズに合った物件を選ぶようにしましょう。例えば、バス・トイレ・洗面台が一つになった三点ユニットの水回りの物件などは、現代では敬遠されます。
このように古い設備ではなく、室内外の設備が現代のニーズに合った物件を選ぶようにしましょう。
利回りが高い物件
不動産投資を行う上で最も重要であるといえるのが、この利回りの高さです。
同じ価格で同じような設備・間取り、同じような立地といった条件の物件があった場合、利回りが高い物件を選ぶと、より高い利益を得ることができる可能性が高まります。
資産価値が高い物件
資産価値が高い物件を選ぶことで、銀行などの金融機関からより多額の融資を受けることが可能になります。
また、所有している不動産投資物件の売却を行う際にも資産価値の高い物件であれば高額で売却できます。
不動産投資を行う際には「出口戦略」を考えておく必要があるケースもあるので、そのようなケースも想定して資産価値が高い物件を購入しておくとよいでしょう。

エリアに合った入居者ニーズの物件
物件を購入するエリアは、どのような入居者にニーズがあるのかを考えてみましょう。
都市部の利便性が良い場所は単身者に人気ですが、郊外の学校や病院が多い地域はファミリー層に人気が高いエリアとなっています。
このように、その物件が建っているエリアに合った入居者のニーズに応えることができる間取りの物件を選びましょう。
不動産投資ローンが通る場所にある物件
不動産投資用ローンには、不動産投資用物件が建っている場所が限定されているケースがあります。
融資を受ける場合には、その条件に合った場所に建っている物件を選ぶようにしましょう。
新耐震基準に適合している物件
新耐震基準とは、1981年6月1日以降の建築確認において適用されている基準のことです。
この基準に合格していれば、震度6~7の地震でも倒壊しないと言われています。
入居者は安全面にも気を付けて物件を選ぶため、この基準をクリアしている物件を選ぶようにしましょう。

目星をつけた物件が見つかったらしておくべきこと
購入したいと思う物件があったら、以下の点を調べておきましょう。
- 最寄り駅まで徒歩何分かかるか自分の足で確かめる
- 周辺の治安状況を調べる
- 物件の管理がきちんとなされているかチェックする
- 中古物件であれば現在の入居者数と平均的な空室率をチェックしておく
- 市区町村のハザードマップにより危険な場所に建っている物件ではないか調べる
- 周辺に商業施設や病院・学校など入居者のニーズを満たす施設が近くにあるか調べる
まとめ
ここまで、不動産投資物件の選び方について解説してきました。
不動産投資物件を選ぶ際には、多くのチェックすべき項目があり、慎重に物件を吟味する必要があることがお分かりいただけたと思います。ここで解説した内容をよく把握して、不動産投資物件を選ぶようにしましょう。