東大博士号・理研出身教育ママ「おうち英語の実態はそこま華々しいものでもない」なぜ、自分の子どもには中学受験をさせないのか

子供に早いうちから英語を身につけさせようと、おうち英語をやらせたり、インターナショナルスクールに子供を通わせる家庭もある。「でも実態はどうなの」と気になる方もいるだろう。
そこで、実態を聞くのにうってつけの相手が、東大で博士号を取得し、理研の研究者を経て、現在では早稲田大学でおうち英語を専門的に研究している東大博士号ママ氏(@natsumi_shibata)だ。X(旧Twitter)のフォロワー数が1万人を超えている有名教育ママである。
「息子をインターに通わせていますが、中学受験をさせる気はありません」と同氏は語る。なぜなのか。みんかぶプレミアム特集「逆転の中学受験」第6回。
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おうち英語ブームだが、実際におうち英語だけで高い英語力を身につける子はごく一部
私は今、早稲田大学の尾島司郎教授(第二言語習得論)のラボで、おうち英語を研究しています。最近、おうち英語を実践する人、その実践過程をX(旧Twitter)などで発信する人が増えてきていますが、小学生のうちに高い英語力をつけられた子は意外と少ないはずです。どの分野でもSNSは成功例が目立つもの。小学生のうちに英検準1級を取得した、なんて子はほんの一握りです。