「猫も杓子もAI」時代に生き残る条件ーー月商1,000万円、“AIスモールビジネス”の第一人者が明かす勝ち筋。ヒントは「既存では非効率だった作業」

生成AIの進化は、もはや“遊び道具”の域を超えた。個人が数分でLPを立ち上げ、原価ゼロで月100万円規模の広告収益を叩き出す──そんな現実が、静かに広がり始めている。SNSでAI副業最前線を発信する「みるぼん」氏は、最新ツールを武器に市場の隙間を突き、短期で成果を掴んできた。ブルーオーシャンを見極める嗅覚と、トレンドをビジネスに落とし込む設計力はどこにあるのか。AI副業の“勝者の条件”を探る。みんかぶプレミアム特集「激アツ副業・スモビジリスト」第8回。
目次
「誰でも作れるアプリ」の衝撃――v0が個人開発を民主化する
――ここ数カ月で、注目しているAIサービスは何でしょう?
直感的なUIをすばやく作成できる生成AI「v0(ブイゼロ)」ですね。いま、「バイブコーディング(vibe cording)」自体が流行っていて、エンジニアじゃなくても、実装してほしい要件をAIに伝えるとコーディングまでやってくれる。結果として個人でもアプリを開発できる時代になりました。NetflixやInstagramのような“それっぽい”ものなら、個人で作れてしまうイメージです。
他にも、「こんなアプリが欲しい」とテキストで要望するだけで iOS/Android のアプリを自動生成する「roak」や、ノーコードでWeb/モバイルアプリを構築できるAIコーディングツール「Blink」などには注目しています。
LP制作は数分、受注は倍増 AIで法人営業を制す
――みるぼんさん自身は、その「v0」を、ビジネスにどのように使っているんですか。
自分はシステム開発そのものより、v0でサービスのLP(ランディングページ)を作るのに使っています。プロンプトだけで“それらしい”LPがすぐ出せる。最近はモーションもつけられて、プロが作ったものと遜色ない品質まで持っていけます。実際、そのLP経由でToB向けのサービスへの問い合わせが増えています。
普段はココナラで仕組化したサービスを出品していますが、そこだけでなく外のユーザーにもリーチできると感じており、LPを起点に法人向けの広告や営業で問い合わせを取る形にしています。
モデル撮影を駆逐する“AI着せ替え”──参入半年で案件殺到
――いま、すぐ収益化に繋がるブルーオーシャンの分野を聞かせていただきたいです。