投資信託で失敗しないための注意点

投資信託で失敗しないための注意点

少ない資金で始められ、投資のプロに運用を任せることで、うまくいけば将来の資産形成に大きく役立てることができると初心者にも人気の投資信託。

そんな投資信託でも必ず成功するというわけではなく、投資対象や運用方法を間違えると失敗してしまうこともあります。

本記事では、投資信託で資産運用する際によくある失敗や注意点を紹介していきます。

知らなかったというだけで失敗してしまうことがないように、最後まで読んで参考にしてみて下さい。

目次

投資信託で資産運用する際によくある失敗

まずは、投資信託で資産運用する際によくある失敗を紹介していきます。

ここで挙げられている失敗から学び、同じような失敗を起こさないように気を付けましょう。

自分で考えずに言われるがままにファンドを選んでしまう

投資信託といってもたくさんのファンドがあり、特に初心者の方はどのファンドを選べば良いかが分からないという方もいるかもしれません。しかし、分からないからといって、他人からおすすめされたファンドを自分で考えることなく選んでしまうのは良くありません。

何に投資をすれば良いのかは人によって異なります。なぜなら、「どのくらいのリスクを許容できるのか」や「何年でどのくらいのリターンを得たいのか」という基準が人によって異なっているからです。そのため、基本的に全ての人に向いているファンドは存在しないのです。

良い悪いという基準で判断するよりも、自分に合っているかという基準で判断するようにしましょう。そのためには、資産運用を行う目的を整理し、目指したいリターンや許容できるリスクをよく考えておくことが重要です。

また、投資信託では目論見書や過去の実績が公開されています。目論見書とはそのファンドの説明書のようなもので、投資判断に必要な重要事項が記載されているため、必ず自分で確認するようにしましょう。

あわせて、運用の目安として過去の実績も確認しておくと良いでしょう。ただし、過去の実績はこれからのパフォーマンスを保証するものではないということを覚えておきましょう。

手数料に気を取られてリターンの低いファンドを選んでしまう

投資信託を購入する際は、信託報酬などの手数料がかかり、ファンドごとにかかるコストは異なります。コストをできるだけ低く抑えたいと考えることは自然なことですが、手数料に気を取られすぎて低いリターンのファンドを選んでしまわないように注意しましょう。

いくら手数料が低くても、得られるリターンが低ければ、資産を増やすことはできません。

手数料だけでなくリターンやリスクとのバランスを考えて、ファンドを選ぶようにしましょう。

一つのファンドに集中投資してしまう

投資にリスクはつきものですが、そのリスクを軽減させる方法の一つとして分散投資があります。様々な投資対象に分散して投資することで、リスクを抑えることができます。

投資信託では、一つのファンドに投資をするだけで投資対象を分散することができます。しかし、バランス型ではない限り、資産クラスを超えて投資対象を分散することはできません。リスクを軽減させるためには、投資信託においても複数のファンドに分散投資することが望ましいといえます。

持っている口座で取り扱っているファンドのみで選んでしまう

投資信託を選ぶ際に、自身が口座を保有している証券会社で取り扱っている投資信託の中から選んでしまう方も多いと思いますが、証券会社によって扱っている投資信託は異なります

そのため、その証券会社の投資信託の取扱が少ない場合、必然的に少ない選択肢の中からファンドを選ぶことになり、選んだファンドが最適な選択だとは言いきれません。

自身に最適なファンドをみつけるためには、口座を持っている証券会社だけで探すのではなく、多くの投資信託を扱う証券会社も参考にし、多様な選択肢を比較したうえで決めるようにしましょう。

積立投資信託で注意したいポイント

次に、積立投資信託を行う際に、注意したいポイントを解説していきます。

長期的な資産形成の方法として有効な積立投資ですが、いくつかの注意点があります。以下のポイントに注意して、自身の運用に役立ててください。

タイミングを考えすぎてなかなか始められない

投資経験者の中には、投資するファンドを決めて、いざ運用を始めようと思ったところで、投資するタイミングを考えすぎて、なかなか始められないという方も多いかもしれません。

積立投資では、毎月一定額をコツコツと積み立てていくため、投資するタイミングで悩む必要はありません。長期的な視点で考えると短期的な投資のタイミングの違いはあまり重要ではないため、ファンドを決めたらすぐに投資し始めるようにしましょう。

分配金を重視してしまう

投資信託によっては、保有しているだけで分配金を受け取れるファンドもあります。初心者の方は特に、ついつい安定的にもらえる分配金を重視してしまうということがあるかもしれません。しかし、分配金だけを重視して偏ったファンドの選び方をするのは良くありません。

確かに分配金が受け取れるのは魅力的に感じるかもしれませんが、評価額の値上がりが期待できなければ、結果的に損失を出してしまうこともあります。そのため、安易に分配金が魅力的だからといって投資するファンドを決めてしまうということがないようにしましょう。

また、中には「毎月分配型」とよばれるファンドもあります。一見すると、毎月分配金が安定的に受け取ることができ、魅力的なファンドに見えるかもしれません。しかし、この「毎月分配型」は充分な利益がでていなくても、元本を取り崩すことで分配金を出しているケースがあります。

以下のグラフは毎月分配型のファンドでどのくらい利益がでたとき、どのように分配金が支払われるかを表しています。

 ケースA:分配金が利益の中から支払われるケース
 ケースB:分配金が利益を超えて支払われるケース

分配金を出すイメージ図

グラフからも分かるように、元本を取り崩し続けて分配金を出しているようなファンドでは長期的に資産を積み立てることができないため、資産形成には向いていないということを覚えておいて下さい。

非課税枠を気にするあまりリターンを落としてしまう

積立投資信託を行う際に、税金を節約できるお得な制度として「つみたてNISA」があります。つみたてNISAについて詳しくは「つみたてNISA(積立NISA)とは?初心者が利用したいお得な制度」をご参照ください。

つみたてNISAは年間40万円を上限に最長20年間、通常得られた利益にかかる約20%の税金が非課税になる大変お得な制度です。

しかし、つみたてNISAの対象となるファンドは約200本程度と非常に限られており、投資したいファンドがつみたてNISAの対象となっていないということもあり得ます。そんな時は、諦めてつみたてNISA対象のファンドを探すのではなく、非課税分以上のリターンが得られるかどうかを考えましょう。

非課税分以上のリターンが得られると思ったら、つみたてNISA対象外のファンドであっても積極的に購入するのが良いでしょう。

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