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「総裁就任相場」で機関投資家が狙っていること&個人投資家が勝てるタイミング…1兆動かす元機関投資家が徹底解説

リウム

 サプライズ人事となった日銀・植田新総裁の決定。為替相場は再び円安基調を強めつつあるが、今後、どのようなマーケット・インパクトをもたらすのだろうか。みんかぶプレミアム特集「日銀新総裁・植田和男研究」第4回では、インターバンクトレーダーとして年間数百億円の取引をしていたリウム氏に、植田新総裁後のマーケット展開、そして戦い方について聞いた。 

目次

超エリート・トレーダーは、植田和男氏の新総裁就任をどう分析するのか 

 リウム氏は、以前、某大手証券会社で、何兆円もが動く銀行間の為替マーケットでカバー取引していたという日本のトップ・トレーダー。メガバンク1行につき2〜3人、国内全体で見ても10人前後しかいないというエリート中のエリートだ。彼は植田和男新総裁後のマーケットをどう見ているのか。まず、植田氏の経歴から読み取れる性格や、人脈などを分析してもらい、今後、起きうる変化について聞いてみた。 

リウム「植田氏は国内トップレベルの偏差値、東大進学率を誇る筑波大附属駒場高校から東京大学理学部、そして経済学部と進み、さらに東大院、マサチューセッツ工科大学(MIT)大学院に進んでいます。つまり、経歴は抜群のエリートです。MITでは元イスラエル銀行総裁のスタンレー・フィッシャーに師事していたということで、マクロ経済学に関しては素晴らしい知識があることが推察されます」 

「また日銀の審議委員を務めていたことも大きいでしょう。植田氏はゼロ金利政策の解除に反対を唱えていることから、彼は自分の理論に誠実なことが考えられます。さらに、東大経済学部でゼミを開いていたこともあり、多くのゼミ生を輩出。ゼミ生の中には外資系投資銀行、日銀など大手金融機関で勤務する人が多くいます。金融業界とのつながりが深く、最新の情報を常に仕入れられる環境は十分に整っていると言えます。実務の面もしっかりと考えてくれるのではないでしょうか」

YCCの早期撤廃は十分あり得る

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